【ガラス外し方】ガラスは自分で取り外せる!?サッシやガラスの取り外し方・取り付け方を解説!
    ガラスが割れた時、自分で交換できることをご存じでしょうか。
        業者に依頼すると費用がかかるため、安く交換したい場合は自分で行うことは可能です。
        しかし、安全かつ迅速に交換を完了させるためには、ガラス業者に依頼することも検討しましょう。
        
        この記事では、サッシやガラスの取り外し方、取り付け方、業者に依頼するメリットについて詳しく解説していますので参考にしてみてください。
    
目次
・サッシの外し方
└「外れ止め」とは
└外から順に外していく
└持ち上げてずらす
・ガラスの外し方
└ビスを外す
└縦枠を外す
└反対の建枠を外す
・ガラスの取り付け方
└ビートを巻く
└ガラスをはめ込む
└サッシを組み立てる
└固定できているか確認
・ガラスの取り外しの際の注意点
└必要なもの
└ガラスの寸法を確認
└ガラスの重量を確認
・ガラス交換を業者に依頼した方がいい理由
└安全・安心
└早くて仕上がりがきれい
└自分で作業すると時間がかかる
・まとめ
サッシやガラスを取り外したい!
    サッシやガラスの取り外し方を知っていると、さまざまなメリットがあります。
        割れたガラスの交換やサッシの清掃、調整でも役立つ知識です。
        
        快適な住環境に、窓の機能は欠かせません。
        日光を取り入れたり、空気を入れ替えたり、住宅における窓の役割は重要です。
        しかし、長く住んでいると、窓の開閉時の引っかかりや溜まった汚れが気になることもあるでしょう。
        
        都度都度業者に依頼しなくても、自分で取り外しできるための方法を、詳しく確認していきましょう。
    
サッシの外し方
ガラスを取り外すために、まずサッシを外さなければなりません。
    サッシとはガラスをはめ込む枠の部分を指しますが、メーカー共通の規格がないため構造から確認する必要があります。
    
    サッシの構造は大きく分けて、レールが室内から屋外に向かって階段状に下がっているものと、レールがフラットなものになります。
    階段状のレールを持つサッシは、外側から順に外し、フラットなものは内側からでも外すことが可能です。
    そして、古いサッシにはついていない場合もありますが、外れ止めがついていることが多いです。
    
    作業を順番に行えば、サッシを外すことはそれほど難しいものではありません。
    詳しく確認していきましょう。
「外れ止め」とは
サッシを外すために、まず外れ止めを外す必要があります。
            外れ止めは、サッシが上方向に上がらないようにストッパーの役目を果たすパーツです。
            
            窓の開閉時にサッシが外れることを防ぐほか、防犯上簡単にサッシが外されないようにする役割を持っています。
            
            まず、外れ止めは、サッシの上部レール近くにビスで取り付けられていることが多いため、ビスを外してから外れ止めを下げます。
            外れ止めが下がることで、ストッパーがなくなりサッシを上方向に持ち上げられます。
        
外から順に外していく
外れ止めが外れたら、外から順に外していきます。
            階段状になったレールに窓、網戸、雨戸がある場合は、雨戸から外します。
            多くのサッシは外側から外す構造であることがほとんどですが、階段状になっていないフラットなレールであれば内側に外すことも可能です。
            
            また、窓は想像以上に重いため、バランスを崩しての転倒や足の上に落下させて怪我をするリスクがあります。
            複数人で協力しながら取り外しましょう。
        
持ち上げてずらす
サッシは、持ち上げてずらしてから外します。
            サッシはレールに乗っているため、レールから脱線させる必要があります。
            サッシの下側がレールから外れたら、下側を手前に抜き、上側をレールから外すとサッシが外れます。
        
ガラスの外し方
サッシが外れたら、いよいよガラスを外します。
    ほとんどのガラスは、周りを覆うサッシについているビスを外すことで取り出しが可能です。
    
    しかし、木枠で囲まれている古いガラスはその限りではありません。
    ガラスを覆う枠が釘や接着剤で固定されている場合があり、特殊な方法を使う必要があると個人では対応が難しいでしょう。
    ここでは、サッシがビスで固定されている一般的なケースを紹介します。
ビスを外す
サッシを固定しているビスを外します。
            ドライバーで簡単に取り外せるため、作業自体は簡単です。
            
            しかし、高さ調整ビスがあった場合は注意してください。
            高さ調整ビスは、上下レールの間でガラスの位置関係を調整するビスです。
            なめらかな動作や、ガタツキなどを減らすことを目的としています。
            高さ調整ビスを動かしてしまうと、再度レールに取り付けたときに、窓が動かしづらくなる可能性があります。
            
            高さ調整ビスには、見て判別できるように印がついていることが多いので、サッシを固定しているビスのみ外しましょう。
        
縦枠を外す
ビスが取れたら縦枠を外します。
            長年使用したサッシは固くなり、ビスを外しても取り外せない場合があります。
            その際は、ゴムハンマーなどのサッシが傷つかない材質で内側から外側へ向かってたたくと外れやすくなります。
            あやまってガラスを傷つけないように注意しましょう。
            
            また、サッシから外したガラスには「ビート」がついています。
            ビートはガラスを覆っているゴムパッキンで、サッシとの隙間をなくし、ガタツキを防止したりガラスを保護したりする役割があります。
            
            ガラス交換のときは、ガラスを覆っているビートも外します。
            ビートもサッシと同様に固くなっている場合があるので、ガラスを傷つけないように慎重に取り外しましょう。
        
反対の建枠を外す
片方のサッシが外れたら、反対の縦枠も外しましょう。
            ビスを緩めれば横枠が開くため、ガラスを取り外せます。
        
ガラスの取り付け方
    ガラスを取り外したら、新しいガラスを取り付けます。
        順番としては、ビートを巻き、サッシにガラスをはめ込み、サッシを組み立てるという手順です。
        難しい作業ではありませんが、ガラスが割れる可能性があるため注意しましょう。
        順に詳しく確認していきましょう。
    
ビートを巻く
まず、ガラスの外周にビートを巻きます。
            紙テープや養生テープなどで、すぐ外れないように仮止めすると作業しやすくなります。
            
            交換前のガラスに付いていたビートを再利用する場合は問題ありませんが、ガラスの交換と同時にビートも新しく交換する場合は注意が必要です。
            新しいビートは少し加工しなければなりません。
            ガラスの角に位置するビートは、そのまま沿わせず角に当たる部分をカットするのがポイントです。
            角の部分をカットしないと隙間ができるため、サッシにぴったりと取り付けられません。
            角に当たる部分のビートを、幅の2/3だけカットし、カットした部分からガラスの角を出すことが上手にビートを巻くコツです。
        
ガラスをはめ込む
ビートを巻けたら、サッシにガラスをはめ込みます。
            サッシの形状に従ってガラスをはめ込みましょう。
            四方がサッシにうまく入らない場合は、ガラスの角部分のビート処理がしっかりできていません。
            また、ビートが斜めについていないか確認しましょう。
        
サッシを組み立てる
サッシにガラスをはめ込んだら、ビスで留めましょう。
            外れ止めとサッシ固定ビスで、サッシをしっかりと固定します。
        
固定できているか確認
最後に、しっかりと固定できているか確認します。
            しっかりとビス留めできない場合、ガラスとサッシのクリアランスが大きくなることで音が鳴ったり、レールに入らなかったりします。
            軽くゆすって音がならないか、緩みがないかを確認しましょう。
            不具合があれば、原因はビートにあることが多いので、一度サッシから外して角部分の処理などを見直す必要があります。
            
            窓は生活する上で非常に大事な住宅部品です。
            ガラスの取り付けが終わった後で、入念に確認することを忘れないようにしましょう。
        
ガラスの取り外しの際の注意点
    ガラスを取り外す作業は、日常的な作業ではありません。
        慣れない作業のため、しっかりと手順を把握して準備する必要があります。
        
        ガラスを取り外すのに時間がかかると、雨や虫が室内に入ってしまいます。
        よって、ガラスの取り外しの手順確認や準備を事前にしっかりと行い、手短にすませたい作業です。
        必要な道具や、事前に行っておきたいことをまとめました。
    
必要なもの
必ず使う道具はプラスドライバーです。
            外れ止めとサッシ固定ビスを外す際に使用します。
            
            サッシの規格は存在しないため、メーカーによってサッシの構造は違います。
            ビスが穴の奥深くにあるサッシの場合、長めのプラスドライバーが必要であるため、軸が5cm以上の物を用意しましょう。
            
            また、毛布やバスタオルなどの大きな布があると便利です。
            布を床に敷くことで、サッシを立てた際に床が傷ついたり、滑って倒れることを防ぎます。
            加えて、ガラスを扱うため、安全性の確保に滑り止めのために軍手があると安心です。
            紙テープや養生テープがあると、ガラスの外周にビートを巻く際に外れなくなるため作業性が上がります。
            固着したサッシを外すのに、ゴムハンマーがあると外れやすくなり便利です。
            
            プラスドライバー以外の道具は、安全や作業しやすくなるため、必要に応じて用意することをおすすめします。
        
ガラスの寸法を確認
ガラス交換のためには、ガラスのサイズを把握する必要があります。
            見えている部分を計測するだけでは、ガラスの正しいサイズを把握できません。
            見えている部分に加え、見えない部分を加算した値が、発注する正しいガラスのサイズです。
            
            まず、サッシからサッシまでの縦横寸法を測ります。
            このときサッシから出ているビートは無視します。
            サッシに6mm埋まっていることが一般的であるため、合計12mmが目安です。
            よって、発注するガラスのサイズは、サッシからサッシまでの寸法+12mmです。
            
            一般的なガラスであればサッシからサッシまでの寸法+12mmで対応できる場合がほとんどですが、特殊なものはあてはまらないため注意しましょう。
        
ガラスの重量を確認
ガラスのような形状のものを持つ機会はあまりないため、実重量より重く感じて持ちにくいことがあります。
            できれば、複数人数での作業をおすすめします。
            作業性が上がると同時に、腰痛やバランスを崩しての転倒が起こりづらいです。
            
            ガラスのサイズを把握できると、「横幅m×高さm×厚みmm×2.5=ガラスの重さ(kg)」の計算式で、簡易的に重さを把握できます。
            ガラスにもさまざまな種類がありますが、一般的なガラスに適用できる計算式ですので、サイズが分かったら計算してみましょう。
            
            そして、把握できた重さを参考に作業人数を考えると、けがのリスクを抑えられます。
            サイズが大きいため手が回りにくく、しっかり持てないガラスは、15kgを超えるとひとりでの作業は困難です。
            ガラスの重量の問題は安全に関わる重要な要素ですので、過信せず、可能な限り複数人数で作業するのがよいでしょう。
        
窓ガラス交換を業者に依頼したほうがいい理由
ガラスの取り外し、取り付けには高い技術を必要としないため、必ずしも業者に依頼する必要はありません。
    作業人数や安全確保ができるなら、自分で行なうことは可能な作業でしょう。
    
    しかし、ガラス交換を業者に依頼することには、さまざまなメリットがあります。
    メリットについて詳しく確認していきましょう。
安全・安心
ガラス交換業者に依頼する最大のメリットが、安全・安心であることです。
            
            もしガラスが割れると、ナイフのように尖った破片が飛散して大変危険です。
            ガラスは慎重にあつかい交換する必要がありますが、業者以外でガラスの交換作業に慣れた人などほとんどいないでしょう。
            
            ガラス交換業者は知識と経験が豊富であるため、ガラスの取り扱いに慣れています。
            ときに危険を伴うガラス交換を任せてしまうことは、自分の安全確保を意味します。
        
早くて仕上がりがきれい
ガラス交換業者に依頼すると、迅速に綺麗な仕上がりが期待できます。
            
            窓ガラスは目立ちませんが、快適に過ごすために重要なパーツです。
            上手に取り付けできない場合、雨の染み出しや、虫が侵入する可能性もあります。
            
            ガラス交換業者は高い技術力を持つため、完成度の高い交換ができます。
            早くきれいに交換したい場合は、業者に依頼することをおすすめします。
        
自分で作業すると時間がかかる
ガラス複数枚交換したいときは、作業に慣れていないと大変時間がかかります。
            たとえば、台風に備えて1階部分全て交換したいときや、2階のガラス交換となれば作業時間の確保ができるでしょうか。
            また、道具を揃えて手順を確認する時間に加え、慣れない手付きで交換するため時間がかかります。
            
            ガラスのサイズを計測し、購入する手間もあります。
            内寸+12mmという、目安はありますが、特殊なサッシには適用できません。
            場合によっては、サイズ計測のためにサッシから取り外す必要があり、忙しい人にとってはかなりの負担です。
            
            一方、ガラス交換業者は豊富な経験を持つため、早く交換できます。
            ガラスの購入も任せられるため、面倒なサイズ計測を省けます。
            仕事や家事、育児で忙しい人には、業者に依頼することで時間短縮になるためおすすめです。
        
まとめ
サッシやガラスの取り外し方、取り付け方、業者に依頼するメリットについて詳しく解説してきました。
    ガラスの交換は、知識があれば自分で行うことが可能です。
    ガラス交換の作業自体は決して難しいものではなく、事前準備と手順をしっかりと守れば困難ではありません。
    また、自己交換の場合、サイズと重さの計測方法の知識があればガラスを購入する際に便利です。
    業者に依頼しない場合、費用はガラス代のみで工賃がかからないため、安く交換可能です。
    
    しかし、ガラス交換に慣れている人は、業者以外ではほとんどおられないでしょう。
    ガラスはサイズが大きく重いため、一人暮らしのお年寄りや女性がひとりで交換することはけがをするリスクを伴い、大変危険です。
    
    そのような場合は、ガラス交換業者を頼ってください。
    知識と技術を持ったガラス業者に依頼することで、安全に、早く交換できます。
    ガラス交換の参考になれば幸いです。
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