【台風対策】窓の台風策は万全?事前準備や割れた時の対処法をご紹介!
    「台風が接近しているけど、窓ガラスは大丈夫?」
        「台風でガラスが割れてしまった!」
        
        台風は、日常生活に脅威をもたらす自然災害です。ときには窓ガラスが割れてしまうこともあるでしょう。ただし対策によっては、事前に被害を食い止められることもあります。また、ガラスが割れてしまったときの処置方法を知っておくと、さらなる被害を抑えられます。
        
        この記事では、効果的なガラスの台風対策と、割れた際の対処法について詳しく解説します。
    
目次
└台風の発生数は増えている!?
└月ごとの台風の接近数
└月ごとの台風の上陸数
・台風で窓が割れる要因
└飛来物
└風圧
└窓割れによる被害
・台風対策の場所
└窓ガラス周辺
└窓ガラス本体
・台風対策の方法
└防災防犯ガラスにする
└段ボール・ガムテープで対策
└飛散防止フィルムで対策
└その他
・ガラスが割れた時の対処法
└準備するもの
└対応手順
└業者に窓の交換を依頼
・ガラス修理業者の選び方
└見積もりの詳細さ
└保証の有無・内容
└対応の素早さ・丁寧さ
・まとめ
台風の時期
近年の地球温暖化の影響により、台風の大型化や、日本へ上陸する数が増えるのではないかと心配されています。
    台風の影響でガラスが割れると、室内に風雨が入り込むことで大きな被害が発生する恐れがあります。
    台風対策はいつするのが効果的なのでしょうか?ここからは、日本の台風状況を確認していきましょう。
台風の発生数は増えている!?
台風は、ほぼ毎年日本に接近・上陸し、極めて大きな災害をもたらす厄介な存在です。気象庁による台風の統計資料によると、2010年から2020年にかけて、台風の発生数・接近数・上陸数は全体的に増加傾向にあります。2022年に発生した台風14号は、上陸した時の気圧が940ヘクトパスカルと非常に低く、各地に大きな被害をもたらしました。政府は、地方自治体の負担を軽減するために、台風14号、15号の被害の補助が可能となる「激甚災害」に指定しています。近年では台風の数の増加に加え、強い台風の発生も警戒されています。
月ごとの台風の接近数
気象庁のデータによると、2011年から2020年までの台風の接近数は、7月から9月までで1年間の約76%を占めています。1年のうち、7月から9月までにかなりの数が接近しているといえるでしょう。
月ごとの台風の上陸数
2011年から2020年までの台風の上陸数は、7月から9月までで1年間の約83%を占めています。したがって、7月までに対策することが有効であるといえるでしょう。
台風で窓が割れる要因
台風によって、なぜガラスが割れることがあるのでしょうか。ガラスが割れる要因がわかると、効果的な対策が立てられます。台風で窓が割れる要因を確認していきましょう。
飛来物
台風でガラスが割れる大きな要因は、飛来物です。台風の風は非常に強いため、街中にあるさまざまなものが飛ばされます。折れた木々やゴミなどが風に飛ばされ、窓に当たることが、ガラスが割れる被害の主な要因です。
            
            大きな石や、金属棒などが飛来したなら、ガラスが破損することは想像しやすいでしょう。折れた木の枝や、ゴミなどは質量も少ないため、割れにくいように感じますが、ただの濡れタオル1枚でも、風速20mから25mで叩きつけられると、ガラスが割れる可能性があるのです。
            
            運動エネルギーは、質量×速度の2乗×1/2で計算されます。軽い濡れタオルであっても、非常に早いスピードで運動することにより、大きな衝撃をもたらす恐れがあります。
            
            台風時は、街中にあるさまざまなものが飛ばされ、凶器となります。適切に対策しておかなければ飛来物によって割れてしまう可能性が高いです。
        
風圧
台風の風圧によっても、ガラスが割れることがあります。ガラスには、それぞれ風に耐えられる許容風圧力(N)が設定されています。
            
            ここからは、一般的なガラスであるフロート板ガラスを例にあげ説明しましょう。
            
            一般的な3mm厚のフロート板ガラスの許容風圧力は、1平方メートルあたり1,575Nです。また、瞬間風速50mの風圧は1平方メートルあたり1,525Nです。
            つまり、1平方メートルの大きさの3mm厚のフロート板ガラスは、瞬間風速50mに耐えられる強さがあるといえます。
            
            かなりの風圧に耐えられますが、瞬間風速50mを超える風では割れる恐れがあるのです。
        
窓割れによる被害
ガラスが割れたことにより破片が飛散します。室内に吹き飛ばされた破片を踏んでしまい、大けがをする可能性があります。破片が小さい場合は、とくに発見が困難でけがをしやすいです。子どもが踏んでけがにつながることもあるため、近寄らせないようにしなければなりません。ガラスが割れなくても、ヒビが入ればガラスの強度は大幅に低下し、割れやすくなります。
台風対策の場所
台風の被害は、飛来物によるものが多いため、飛来物対策を重点的に行う事が重要です。窓ガラスの場所ごとに行いたい対策について、詳しく確認しましょう。
窓ガラス周辺
まず、窓ガラス周辺を見回して、飛ばされそうなものがないか確認します。窓ガラスにベランダや庭が面している住宅は多いでしょう。ベランダや庭にある鉢やプランター、子どもの乗り物などは、台風の接近に備え物置などに収納しましょう。台風の強風で飛ばされ、自宅の窓を破壊する可能性があるためです。他の家のガラスを割ってしまうことも防げるでしょう。
            
            窓ガラス周辺の飛散物になりうるものは見落としやすいため、台風来襲前に確実に実施しましょう。
        
窓ガラス本体
窓ガラス本体が割れないような台風対策も必要です。自宅周辺を片付けることは、ガラスを割る凶器と化すのを防ぐために有効です。しかし、対策できるのは、あくまで自宅の庭やベランダのみとなるでしょう。街には台風で折れた木の枝やゴミ、外れてしまった看板など、さまざまなものがあります。街に出て片付けることはできないため、飛来物を片付けるのは自宅周辺が限界です。窓ガラス本体への対策は、下記から詳しく解説していきます。
台風対策の方法
ここでは、台風対策の具体的な方法について解説していきます。ガラスの種類を割れにくいものに変更する対策、窓を補強する対策が有効です。
防災防犯ガラスにする
飛来物対策として、ガラスを防災防犯ガラスにするのは有効です。防災防犯ガラスとは、2枚のガラスの間に耐貫通性能がある特殊な中間膜を挟み込み接着したガラスです。防災防犯ガラスにしておくと、台風による飛散物によりガラスにヒビが入たとしても、中間膜を貫通せず、ガラスに穴が開きません。外の風雨が室内に入ることがないため、室内が被害にあったり、屋根が吹き飛ばされたりすることがなくなります。中間膜は時間によって透明度が損なわれることがないため、良好な視認性を確保できます。さらに、打ち破ることが難しい性質により、空き巣対策としても有効です。
            
            ただし、防災防犯ガラスは一般的なガラスよりも高価であること点には注意しておきましょう。
        
段ボール・ガムテープで対策
防災防犯ガラスに比べ安価な台風対策として、段ボールをガムテープで貼る方法があります。それらを使えば、お金をかけずに気軽に対策ができます。
            
            窓の内側から段ボールを貼り付けることで、ガラスの飛散を防ぐことが可能です。またガムテープのみでも対策は可能です。窓に対し、ガムテープを「米」の字に貼ることで飛散防止が期待できます。
            
            ただしそれらの対策は、ガラスの割れを防げるわけではなく、あくまで飛散防止にとどまることに注意が必要です。
        
飛散防止フィルムで対策
飛散防止フィルムを使用する方法もあります。窓ガラスに貼ることで、ガラスが割れた際のガラスの飛散を防げます。しかし、飛散防止フィルム自体には耐貫通性能がないものが多いです。
            
            JIS A 5759を満たす防犯フィルムであれば、衝撃破壊試験、貫通防止性能試験をクリアしているため、ガラスをある程度割れにくくすることが期待できます。飛来物に対し、一定の効果はあるといえるでしょう。
        
その他
網戸や シャッターがある場合は、必ず閉めましょう。飛来物が直接ガラスに当たらないため、飛来物からガラスを守る効果が期待できます。
            
            また、台風が吹き荒れている時は、窓を開けてはなりません。強風が部屋に入り、窓やドアが開きにくくなる恐れがあります。さらに、室内の物が強風により吹き飛び、破損するかもしれません。最悪の場合は屋根が飛んでしまう可能性もあるため、台風が近くにいるときは窓を開けないようにしましょう。
        
ガラスが割れた時の対処法
    ガラスが割れてしまったときは、早急に対応しなければなりません。割れたガラスをそのままにしておくと、風雨が吹き込んだり、割れたガラスで足をけがしたりする恐れもあります。ここでは、ガラスが割れた際の対処法について詳しく確認していきます。
準備するもの
割れたガラスに対処する際には、ガラスの破片でけがをしないように保護具が必要です。また、ガラスを片付けるための清掃用具もいります。具体的には、以下のものを用意しましょう。
            
            ・軍手やゴム手袋
            ・厚底の靴
            ・厚手の長袖長ズボン
            ・帽子
            ・ほうき、ちりとり
            ・新聞紙
            ・ダンボール箱
        
対応手順
ガラスが割れてしまったら、まず台風がおさまるまで待ちましょう。台風がおさまっていないうちに対処すると、割れた窓のガラスが吹き込む風によりさらに飛散してしまう可能性が高いです。台風が来ているときは、医療機関や救急車は忙しくなる傾向があり、迅速に手当することが困難な場合もあります。台風がおさまってから作業を開始しましょう。
            
            台風がおさまったら割れたガラスを片付けましょう。対応手順は以下の通りです。
            
            1. 飛散したガラスから足を守るために、厚底の靴を着用し窓に近づく
            2. 大きな破片を新聞紙で包み、段ボール箱に入れる
            3. 細かい破片をほうき、ちりとりで回収する
            4. 自治体のルールに従い廃棄する
            
            ガラスの回収が終了したら、これ以上割れないために応急処置をします。応急処置の方法は以下の通りです。
            
            ・ガラスにヒビが入っている場合は、進行を抑えるため、内側と外側からガムテープで補強する
            ・大きく穴が開いている場合は、段ボールやブルーシートを貼り付ける
            
            ガラスを回収するために、段ボール箱を使用するのがポイントです。ゴミ袋は破片で傷つき、穴が開きやすいためおすすめしません。破片の回収には掃除機を使うと便利ですが、細かい破片によりホースなどが傷つくと、掃除機が破損する恐れがあります。掃除機を使う際は、吸い込み口にストッキングをかぶせると、細かい破片が内部に侵入しないためおすすめです。
            
            また、ガラス修理業者は、台風の時期は忙しく、当日来場できない可能性が高いです。来場日までの数日を、適切な応急処置で乗り切りましょう。
        
業者に窓の交換を依頼
ガラスが割れたままの状態には防犯上のリスクがあるため、早急に業者を呼び、交換しましょう。応急処置をしたことで、少しの風雨であれば防げるはずです。しかし、暑さ寒さは防げず、虫の侵入も完全には防げません。業者にガラスの交換を依頼し、修理すると安心です。
ガラス修理業者の選び方
ガラス修理業者を選ぶ際には、何に気をつけるべきでしょうか?ガラスの修理にはお金がかかるため、安ければ安いほどいいと思いがちです。
    
    しかし、安さだけで業者を選ぶと、トラブルに発展する可能性もあります。トラブルを回避するために、ガラス修理業者を選ぶ際に重視したいポイントがあります。ここからは、ガラス修理業者の選び方を確認していきましょう。
見積もりの詳細さ
見積もりが詳細に書かれているかは重要なポイントです。ガラス修理にはさまざまな費用が発生します。費用には、ガラス交換の作業費や材料費などがかかります。業者によっては、営業所から作業する場所である自宅までの距離に応じて、出張料を請求する場合があります。さらに、深夜や早朝に作業する際には、割増料金が請求されることもあります。
            
            必ずしも明確な見積書を提出する業者ばかりでないため、注意が必要です。中には、作業費だけ記載し、材料費や追加費用を記載しない業者も存在します。見積書の金額に同意したものの、作業後に多額の請求をされて、トラブルになるケースもあります。
            
            見積書に作業費、材料費、追加費用などが明確に記載されている業者がおすすめです。不安であれば、見積書が提出されたときに、追加費用が発生しないか必ず確認するようにしましょう。
        
保証の有無・内容
ガラス修理業者は、保証が充実している業者を選びましょう。万が一、材質や作業に不備があり、後日に割れた場合に備え、保証期間を設けている業者もあります。保証がなければ、またお金を払って修理してもらうしかありません。保証が充実している業者に依頼すると安心です。
対応の素早さ・丁寧さ
対応の素早さや、丁寧さも重要です。台風でガラスが割れてしまった場合、台風の勢力によっては、応急処置もままならない場合があります。来てほしいときにすぐ駆けつけてくれる業者であれば、大変助かります。
            
            ただし、横柄な態度を取ったり、質問をはぐらかしたりする業者に依頼するべきではありません。格安な普段につられ、よくない態度に目をつぶり依頼してしまうのはトラブルのもとです。誠実でない業者は、自分たちのことだけを考え、顧客を重視しません。ずさんな作業、高額費用の請求といったトラブルに発展する可能性が高いです。
            
            台風でガラスが割れると焦りがちですが、トラブルに遭わないために、誠実な対応ができる業者に依頼することが重要です。
        
まとめ
台風への対策に加え、応急処置、業者の選び方について詳しく解説してきました。7月から9月は台風シーズンです。台風での被害は飛来物によるものが多いため、高い効果を発揮する防災防犯ガラスへの変更を検討してみてはいかがでしょうか。ガムテープを貼る、ダンボールを貼るなどの飛散させない対策とあわせて実施することで、高い効果が期待できます。
    
    業者を呼ぶ際は、見積書が詳細・明確に記載されているか、保証が充実しているかなどに注目しましょう。
    
    台風は数、上陸数とともに増加傾向にあるため、これからも十分な対策が必要です。有効な事前準備と対処法を知って、台風に備えましょう。
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