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【蜂駆除】エアコン室外機に蜂の巣を見つけた場合の対処方法と予防方法

蜂は近づくものを威嚇し、ときには刺すこともあるため、怖いと感じる人も多いでしょう。
エアコン室外機に巣を作ることも多く、対処に悩みます。
この記事では、蜂がエアコン室外機に巣を作った場合の対処法、予防法を解説していますので参考にしてください。

目次

・なぜエアコン室外機の中に蜂の巣が作られるのか
 └巣を作りやすい蜂の種類
 └危険なスズメバチと巣の特徴
 └蜂の巣は室外機のどこに作られるのか
 └対処しない場合のリスク
・エアコンを壊さずに室外機の蜂の巣を駆除する方法
 └駆除する前に確認することと注意点
 └駆除をする際に準備するものと手順
 └駆除をする際の適切な時間帯
・エアコン室外機に蜂の巣を作られないための予防方法
 └防虫ネットの使用
 └防虫スプレーの使用
 └ハッカ油や木酢液の使用
 └その他の予防方法
・安全・確実に駆除したいときは業者に依頼しよう
 └駆除の流れについて
 └信頼できる業者の特徴
 └業者に依頼した場合の費用相場
 └費用相場について
・まとめ

なぜエアコン室外機の中に蜂の巣が作られるのか

蜂がエアコン室外機の中に巣を作る理由は複数あります。

ひとつは環境の変化から身を守るためです。
風雨にさらされる場所では、大切な蜂の子どもたちを危険にさらすことになりかねません。
台風は頑丈な建築物でさえ壊れることがあるため、蜂の巣はひとたまりもないでしょう。
蜂は風雨や台風から巣を守るために、エアコン室外機などの環境変化の少ない場所に巣を作ります。 もうひとつは、外敵から身を守るためです。
蜂はクマ、カマキリ、トンボ、鳥などに捕食される、天敵が多い生物です。
天敵から守るために、巣を安全な場所に作る必要があります。
エアコン室外機の入り口は非常に狭いため、天敵は内部の巣にアクセスできません。
狭いエアコン室外機の内部は、体の小さい蜂にとって安全な場所です。

最後に、餌が多いことが挙げられます。
蜂の中には甘いものを好む種類が存在し、餌を求めて民家の近くに寄ってきます。
よって、民家の直近に設置されるエアコン室外機は、餌を得る拠点として好まれるのです。

巣を作りやすい蜂の種類

エアコンの室外機に巣を作る習性がある蜂として、アシナガバチが挙げられます。
アシナガバチは、黒と黄色の胴体を持ち、細身で長い脚を持つのが特徴です。
性格はおとなしく、攻撃性の高いスズメバチと違い、攻撃してくることはほとんどありません。
しかし、巣に手を出されると攻撃してくるため、安易に巣に近づかないことをおすすめします。
スズメバチほどではありませんが、毒性は強く、刺されるとかなり痛みがあります。

巣は六角形のハニカム構造で、お椀を逆さまにした形をしており、繭が外からむき出しになっているのが特徴です。

危険なスズメバチと巣の特徴

スズメバチとして知られています。
黒とオレンジ色の胴体を持ち、大きく太いシルエットが特徴です。
フラフラと飛ぶアシナガバチと違い、スズメバチは標的に向かって真っすぐ飛びます。

スズメバチの巣はボール状で縞模様があり、出入り口はひとつ、大きさは10〜20cmほどです。
大変危険であるため、決して近づかないようにしましょう。

蜂の巣は室外機のどこに作られるのか

蜂は室外機のさまざまな部分に巣を作ります。
外側は、地面との隙間、壁との隙間にあることが多いです。
一方内側は、内側や天板、プロペラなどにあります。
特に、室外機の内側は外から覆われているため、大きな天敵は内部に侵入できず、風雨や外敵にさらされないため蜂から好まれます。

外側は発見しやすく、比較的駆除がしやすいです。
しかし、外からは見えづらく、駆除が難しいので、内側に作られた巣は厄介です。

対処しない場合のリスク

室外機に巣を作られた場合、早めに駆除しないと問題が発生するおそれがあります。

エアコンを動かした際にプロペラなどが巣を巻き込み、蜂を激しく刺激してしまいます。
おとなしいアシナガバチであったとしても、巣を攻撃されたら黙ってはいません。
結果、巣を駆除しないことで、蜂に刺されるリスクが増大します。

また、エアコンが故障するリスクがあります。
室外機の内部は配線や電子部品で精密であり、非常に複雑です。
砕かれた巣が室外機の重要な部分を破壊し、エアコンが故障してしまいます。
エアコンを使いはじめる時期には蜂の巣に注意しましょう。

さらに、蜂が室外機を通り、室内に侵入するおそれがあります。
ホースの取り付けが甘かった場合や、劣化していた場合は侵入を許す可能性があり危険です。 餌が豊富な室内は蜂にとって魅力的です。
蜂の巣を見つけたら、早めの駆除を行いましょう。

エアコンを壊さずに室外機の蜂の巣を駆除する方法

室外機に巣を見つけたら、早めに正しい方法で駆除したいところです。
しかし、内部の巣に殺虫剤を使うと、電気系統がショートし室外機が故障するため行ってはいけません。
加えて、蜂を興奮させ、刺されるリスクも高まります。
誤った知識で駆除を行うと、修理費用がかかるとともに危険であるため、正しい駆除方法を知っておきましょう。

駆除する前に確認することと注意点

駆除を行う前に確認しておきたいことは、蜂の種類と巣の状態です。
どの蜂の、どのような巣なのかを把握しなければ対処できません。

まず、蜂の種類を確認しましょう。
蜂や巣の特徴から「スズメバチでないこと」を確認しましょう。
室外機に巣を作るのはアシナガバチが多いですが、スズメバチが巣を作った実例もあります。
初期のアシナガバチの巣は駆除が可能ですが、スズメバチは非常に危険なので、速やかに駆除業者に依頼しましょう。
また、むやみに巣を刺激すると危険であるため、確認が難しければ駆除業者に依頼することをおすすめします。

次に、巣の大きさを確認しましょう。
自力での駆除は、巣が大きくなる前に実施するのが危険性も少なくおすすめです。
女王蜂が巣を作りはじめる4〜5月ごろは、4〜5cm程度でまだ小さいです。
働き蜂も少ないため駆除の難易度が低くなります。

アシナガバチの活動期にあたる6〜8月になると、巣の大きさは10cmほどに成長し、駆除の難易度が高まります。
働き蜂の数も攻撃性も増しているため、駆除業者に依頼するとよいでしょう。

以上のように、巣の大きさで蜂の危険性を判別し、自力駆除の目安にすることが重要です。

次に、巣ができている場所を確認しましょう。
室外機の外部に作られた巣に対しては対処が容易ですが、内部の巣には、巣の場所の把握が必須です。
配線などの入り組んだ部分にある場合や、内部がよくわからない場合は、駆除業者に任せることをおすすめします。

駆除をする際に準備するものと手順

駆除できる状態であることを確認したら、駆除の準備をしましょう。
準備するものは以下のとおりです。

・防護服
・殺虫剤
・ビニール袋
・ガムテープ
・ほうき・ちりとり


蜂から身を守るための防護服は自治体などで貸し出していますので、依頼して入手しましょう。
防護服が手に入らない場合は、ツナギの上にレインコートを着用して代用します。
さらに、軍手や長靴で肌の露出を防ぐとともに、袖口から蜂が侵入しないようにひもで縛りましょう。
黒い色は蜂に獣を連想させ、襲われやすくなるため、白い色で統一します。
また、甘い香りは蜂を寄せ付けるため、香水やワックスを付けてはいけません。

殺虫剤はホームページやネットショップで取り扱っています。
スプレータイプとくん煙タイプを用意しましょう。

駆除の手順と注意点は以下のとおりです。

①くん煙剤が入れられる入り口を残し、室外機をビニール袋で覆う
②煙が出たくん煙剤を入れ、入り口をガムテープでふさぐ
③蜂がでてきたら殺虫スプレーをかける
④蜂が出てこないことを確認したら翌朝まで放置する
⑤ビニール袋を外し、室外機の天窓を外す
⑥蜂の死骸と巣をビニール袋に入れ、自治体の指示に従い処分する


ビニール袋で覆っている最中や、くん煙中にハチが出てきたら、殺虫スプレーをかけましょう。
くん煙処理後は、蜂が出てこないことを十分に確認してからその場を離れることが重要です。
また、毒が残っている場合があるため、蜂の死骸を素手で触ってはいけません。

駆除をする際の適切な時間帯

駆除するのは夕方から夜がおすすめです。
蜂にとって日中は餌を探し回る時間であるため、活動が活発です。
活動が落ち着くのに加え、日が暮れると大半が巣に戻る習性があるため、駆除漏れがありません。

エアコン室外機に蜂の巣を作られないための予防方法

蜂の巣を駆除した後は、再び巣を作られないための対策をしなければなりません。
蜂を駆除しただけでは、蜂の好む環境が無くなったわけではないためです。
再び巣ができないために、適切な対策が必要です。
詳しく確認していきましょう。

防虫ネットの使用

防虫ネットで、巣を作られやすい室外機を覆ってしまう対策です。
蜂が室外機に侵入できなくなるので、巣を作れなくなります。
しかし、ネットの目が細かすぎると空気をスムーズに排出できなくなるので、1.5〜2mmの目のものを使用しましょう。

防虫スプレーの使用

殺虫スプレーなどを周辺にかけておくと、蜂が寄り付かなくなります。
蜂専用のスプレーであれば、1か月ほど効果が持続するのでおすすめです。
しかし、時間が経つにつれて効果は薄れていくので、定期的に噴射する必要があります。
また、室外機に直接スプレーするのは故障の原因になるためやめましょう。

ハッカ油や木酢液の使用
殺虫スプレー以外にも、ハッカ油、木酢液などの、蜂の嫌がるにおいを出す液体を塗っておくのも効果的です。
室外機に悪影響がないため故障の心配がないためおすすめです。

その他の予防方法

餌が手に入りやすい場所に巣を作るのは、動物の基本習性です。
ジュースの空き缶や甘い香り、生ゴミなどを放置しておくと、餌と勘違いした蜂が寄ってきます。
密閉されたゴミ箱などに捨てるなどの、ゴミを放置しない対策が必要です。

また、蜂が化粧カバーの隙間やドレンホースから侵入することがあります。
化粧カバーに隙間がある場合は、パテなどで埋めましょう。
ドレンホースは室外機から水を排出するホースです。
水が排出できればよいので、先端に蜂が通れないくらいの穴が空いた防虫ドレンキャップを使用するのが効果的です。

安全・確実に駆除したいときは業者に依頼しよう

蜂を駆除したいときは、駆除業者に依頼するのが安全で確実です。
自己駆除が困難な場所や大きさである場合、蜂の活動が活発な時期である場合は、刺されるリスクがあるため駆除業者に依頼しましょう。
ここでは、蜂の駆除業者について詳しく解説しています。

駆除の流れについて

駆除の流れは以下のとおりです。

・状況を駆除業者に相談
・現地調査の日程調整
・現地調査・見積もり作成
・駆除日調整
・駆除作業


まず、駆除業者に蜂の種類や巣の場所を連絡します。
しかし、室外機の入り組んだ場所に巣がある場合など、判別が困難な場合は注意しましょう。
中を覗き込んだことにより蜂に刺される可能性もあります。
また、攻撃性が強く、近づけない場合は無理をせず、その旨を伝えましょう。

その後、現地調査を行い、見積もりが発行されます。
作業完了後の再発防止が行われるかをしっかりと確認しましょう。
蜂が寄り付きやすい環境が維持されていると、再発するためです。

納得できたら駆除日を調整し、実際の駆除作業を行います。
見積もり通りの作業が行われているかしっかり確認しましょう。

信頼できる業者の特徴

まず、蜂の駆除に関する知識が豊富であることです。
刺激すると刺される危険な蜂に対して、適切に対処できない業者では安全に駆除できません。
室外機へのダメージに配慮しつつ、安全に駆除できる業者は優良業者です。

また、業者によっては、作業を近隣住民に知られないように配慮してくれます。
細かな配慮が受けられる業者を口コミなどで探すのも良いかもしれません。

さらに、保証が充実している業者は信頼できます。
蜂をはじめとする害虫は、一度駆除しても戻ってくる傾向があります。
優良業者は、再発防止のための無料の保証期間を設定していることが多いです。
保証について濁す業者は利用するべきではありません。
保証期間や保証範囲が明確であり、丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

業者に依頼した場合の費用相場

費用は蜂の種類や巣の状態に応じて変わります。
アシナガバチは6,000〜30,000円が相場です。
室外機の中は駆除するのに手間がかかるため高くなる傾向があります。
また、スズメバチはその危険性から、より高額になります。

費用は安くありませんが、駆除道具をそろえる必要がなく、安全に駆除できる駆除業者を利用することを検討してください。
費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取って比較するのが良いでしょう。
費用、作業内容、保証などを総合的に考えて業者を選定しましょう。

安く押さえたい場合は、4,000円から蜂の駆除が可能である当サイト「駆除の窓口」を利用することをおすすめします。

費用相場について

蜂の駆除の費用相場はあくまで目安です。
アシナガバチの駆除は6,000〜30,000円ほどになる傾向がありますが、4,000円から受け付ける業者もあるなど、費用相場よりも安い業者もあります。
相場を下回る費用で依頼したい場合には、当サイト「駆除の窓口」を使って調べると良いでしょう。

まとめ

エアコン室外機に作られた巣の対処法と、予防法について解説してきました。
蜂の駆除は、安全に作業できることが最も重要です。
自己駆除が可能か判断し、難しければ業者に依頼しましょう。

業者は知識が豊富で、依頼者や近隣に配慮ができる業者が信頼できおすすめです。
アフターサービスの充実度も確認しましょう。

相場はある程度決まっていますが、「駆除の窓口」のサービスサイトを利用することで、相場よりもお得な駆除が期待できます。

蜂の巣は、駆除方法も重要ですが、作られないように予防することが大事です。
餌になるものを遠ざける、ネットをかけるなどの対策をして蜂が近づかないようにしましょう。

蜂に刺されると時に重症化することもあり危険です。
適切に駆除して快適な毎日を取り戻しましょう。

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