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【ムカデ駆除】ムカデを侵入させない対策・駆除方法について解説!

家にムカデが出現し、困ったことはありませんか?ムカデは多くの病原菌やウィルスを持つゴキブリを食べる益虫ですが、見た目を不快に思う方も多く、咬まれることもあります。

しかし、やみくもに対策しても効果は低いでしょう。ムカデの習性にあわせた対策を取ることで、効果的なムカデ駆除ができるため、ムカデの習性を知ることは非常に重要です。

この記事では、ムカデの習性に加え、侵入予防方法、駆除方法について詳しく解説していますので参考にしてください。

目次

・ムカデについて
・ムカデが発生しやすい場所
 └石垣の隙間
 └植木鉢やプランターの周辺
 └エアコンの排水ホース(ドレンホース)、室外機
 └床下
 └台所や浴室、トイレ
・ムカデが発生する原因
 └餌ととなる昆虫がいる
 └湿気がある
 └薄暗くて狭い場所
・ムカデによる被害
 └不眠や精神的な障害
 └ムカデの見た目による嫌悪感
 └ムカデの咬みつき被害
・屋内にムカデを侵入させない方法
 └ベランダや玄関、窓周辺に忌避剤をまく
 └侵入口を封鎖する
 └湿気対策をする
 └家の中や周辺を清潔にする
・カラスの巣を駆除する方法
 └作業を行う時間帯
 └必要な道具
 └駆除する
・自分での駆除が難しい場合
 └業者に依頼する
 └良い業者を見極めるポイント
 └駆除の窓口におまかせ
・まとめ

ムカデについて

ムカデは体長7〜13cmほどで細長く、体節ひとつにつき一対の足を持つ生物です。餌が多い場所、薄暗く温湿度が高い場所を好むため、理想的な温湿度である5〜6月にかけて多く発生します。一方、寒さに弱く、10℃を切るところでは活動できません。

視力は退化しているため、頭に備わった触覚で周囲を探り、動くものに反応する性質があります。接近するだけで咬みつく高い攻撃性に加え、毒を持つため、咬みつかれると激しい痛みに加え炎症を起こします。

生きている小さな昆虫、ゴキブリやクモ、ミミズが好物です。害虫として名高いゴキブリを食べるため、益虫としての側面を持ちます。さらに、甘いものも大好きです。

生息場所は畑、沼、森林などの土の中、落ち葉の下、木の中などです。民家にも現れるため、
注意が必要です。

日本でよく見られるムカデは主に3種類です。

トビズムカデ
体長8〜13cmで黒色の胴体を持つ、大型のムカデです。頭は赤褐色ですが、足は黄色やオレンジ色をしています。中には15cmを超える個体も存在する日本最大級のムカデです。

咬まれると激しい痛みとともに患部が腫れ、アナフィラキシーショックを起こす可能性があるため気をつけなければなりません。

アオズムカデ
体長10cmほどで、頭と胴は暗青色をしたトビズムカデの亜種です。足は黄色やオレンジ色、まれに青色のものも存在します。トビズムカデよりも若干小型ですが、毒性はアオズムカデのほうが強いといわれています。

セスジアカムカデ
体長4〜7cmで赤褐色の頭、足を持つ東南アジア産の小型のムカデです。小型であるため毒の量も少なく、咬まれた場合の痛みは少ない傾向があります。

ムカデが発生しやすい場所

ムカデは餌があり、温湿度が高い場所を好んで出没します。寒さに弱いため、屋内にもよく侵入します。出没しやすい場所を把握することで、侵入されないように対策を取れます。

石垣の隙間

石垣の隙間は暗く、湿っているためムカデが隠れていることがあります。何気なく手をつくとムカデに咬まれる可能性があるため注意が必要です。

植木鉢やプランターの周辺

庭には数多くの昆虫が生息しているため、ムカデが寄ってきます。とくに、植木鉢やプランターはムカデが好みやすいです。模様替えなどで植木鉢を動かした際にムカデを発見することがありますが、驚いて刺激しないようにしましょう。

エアコンの排水ホース(ドレンホース)、室外機

エアコンの排水ホースや室外機は、エアコン本体からの水分を屋外に排出するために設置されています。湿度が確保され身を隠しやすいため、内部にムカデが潜んでいる可能性があります。

床下

床下は暗いうえに湿度が溜まりやすく、昆虫なども生息しているため、ムカデの生育の理想的な環境です。しっかりと換気しなければムカデが居着いてしまうでしょう。

台所や浴室、トイレ

適度に暖かく、湿度が高いため、台所や浴槽、トイレにゴキブリが侵入することがあります。また、ムカデはゴキブリを好んで捕食するため、ムカデも出没するのです。

ムカデが発生する原因

ムカデの生態を知っておくと、発生しやすい場所がわかり対策が立てられます。ムカデが好む環境を把握し、なくしていくことが重要です。

餌ととなる昆虫がいる

ムカデは小さな昆虫やゴキブリを餌にします。したがって、餌のある庭や床下などの屋外はムカデが寄り付きやすいです。また、屋内でよく見かけるゴキブリも好んで捕食するため、ゴキブリを追って室内に侵入します。餌がある環境にはムカデが寄ってくるため、室内ではゴキブリが住みにくい環境を整えることが重要です。

さらに、ムカデは甘いものも大好物です。キッチンなどにお菓子やジュースをこぼしてしまった場合は、そのままにしておくとムカデを寄せ付けてしまうため、すぐに拭き取りましょう。

湿気がある

ムカデは高い湿度を好むため、台所や浴室、トイレなどの水回りに出没します。湿度がたまらないよう、はねた水はすぐに拭き取る、換気扇を活用したり、調湿剤を設置したりして除去しましょう。湿度が高くなりやすい梅雨時期はムカデの活動が活発になる時期と重なっているため重点的な対策が必要です。

薄暗くて狭い場所

床下などの薄暗い場所は、水分が蒸発しにくく湿度が下がりにくいため、高い湿度を好むムカデが住み着きやすいです。また、棚の裏などの薄暗く狭い場所に潜むゴキブリを追って、ムカデが出現することがあります。

ムカデによる被害

ムカデは見た目にインパクトがあり、屋内に侵入してくる攻撃性の高い生物です。ムカデに接触することで以下のような悪影響が起こるため、しっかりと対策することをおすすめします。

不眠や精神的な障害

ムカデは夜行性であるため、夜間に遭遇することもあるでしょう。夜間に突然遭遇したときの驚きは相当なものです。「寝ている間に近くにいたらどうしよう」と恐怖を覚えてしまい、不眠になってしまうケースもあります。

また、咬まれると激痛を伴うため、咬まれたことがある人にとっては恐怖の存在です。

ムカデの見た目による嫌悪感

ムカデは細長い体に多くの足を持つ生物であり、人間とは体の構造がかけ離れています。また、黒い胴体に黄色い足という配色から危険なイメージがあります。同じく嫌悪されやすいゴキブリを捕食する益虫でもありますが、不快感を覚える人が多いです。

ムカデの咬みつき被害

ムカデが人間にもたらす最大の被害は咬まれることです。蜂はこちらから刺激しないと刺されにくいですが、ムカデは動くものに反応して咬みついてくるため、発見時はむやみに近づいてはなりません。

咬まれると「セロトニン」「ヒスタミン」などの成分が体内に侵入し、激しい痛みを引き起こします。しびれやかゆみが生じる場合もあり、発熱やめまいをともなうため注意が必要です。咬まれた場合は、患部を水で洗い、抗ヒスタミン成分が含有されているステロイド剤を塗るのが効果的です。毒を吸い出す場合は「ポイズンリムーバー」などの器具を使用します。口で毒を吸い出す演出を見かけることがありますが、毒による嘔吐、呼吸困難のリスクがあるため絶対にやめましょう。

さらに厄介なことに、ムカデの毒はアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。アナフィラキシーショックとは、アレルギー物質が体内に侵入したことにより起こる血圧低下や失神などの反応のことで、場合によっては命に関わることもあります。1回目で体内に作られた抗体が、2回目に過剰反応して起こりやすいとされているため、アナフィラキシーショックが疑われた場合は躊躇せず救急車を呼びましょう。

屋内にムカデを侵入させない方法

ムカデに遭遇しないためには、屋内に侵入させない対策を取らなければなりません。ここでは、ムカデの侵入を防ぐのに効果的な対策を紹介します。

ベランダや玄関、窓周辺に忌避剤をまく

屋内に侵入される前段階のベランダや玄関、窓などに忌避剤をまき、近づけないようにする対策です。忌避剤には強力な殺虫成分が含まれているため、ムカデは嫌がり侵入できません。

また、忌避剤はムカデ以外にも効果があります。殺虫成分のピレスロイドは多くの忌避剤に含まれており、ヤスデ、ゲジゲジ、ゴキブリなども寄せ付けない効果があるため、さまざまな虫の侵入防止をまとめて実施可能です。

屋外でも忌避剤は活躍します。庭に置かれる植木鉢やプランターは、ムカデが隠れ場所に利用する傾向があります。定期的に忌避剤を周辺にまくことで、ムカデ防止に効果的です。

屋外には、撥水性がある忌避剤を選ぶことで、雨や湿気で効果が薄まることがなく、長期間にわたり効果を発揮します。

また、忌避剤にはさまざまなタイプがあり、置くだけで効果があるものも存在します。粉タイプのように風で飛び散ることがないため、子どもやペットへの影響が少なく安心です。

侵入口を封鎖する

ムカデは薄い胴体を利用し、少しの隙間でも侵入可能です。屋内へ通じる隙間が空いていた場合、ムカデの侵入経路になる可能性が高いため、物理的に塞いでしまわなければなりません。ドアやサッシの間に隙間埋めシールを貼り、侵入できないようにしましょう。湿度が高めでムカデが侵入を試みる水場の隙間は、とくに念入りにチェックする必要があります。

通気口や換気扇、ドレンホースにはカバーやフィルターが効果的ですが、設置するだけで安心はできません。見落としやすいのが、フィルターと壁との隙間の隙間です。たとえば、エアコン内部の水分を屋外に排出するドレンホースは、壁に穴を開けて外に出ています。ドレンホースにカバーを付けたものの、ドレンホース自体と壁に隙間があった場合、ムカデの侵入口になってしまいます。壁との隙間は見落としやすいので注意しましょう。

湿気対策をする

ムカデは湿気を好むため、湿気を減らすことでムカデを排除できます。キッチンや風呂場、トイレなどの水回りは水分が常にあるため、湿度がたまらないように換気扇を付けたり、除湿剤を設置したりする対策をとりましょう。

また、床下は湿度を逃がしにくくムカデが住み着きやすいため、通気口をチェックしましょう。通気口の前に物があると空気が滞留し、床下が高湿になってしまいます。通気口の前には物を置かないことを徹底し、場合によっては床下空調機を導入するのも対策として有効です。湿度を下げることで、ムカデだけでなく、ダニやシロアリ、ゴキブリが住みにくくなるため、多くの害虫に効果がある対策です。

家の中や周辺を清潔にする

家の中を清潔にすることで、ムカデの餌となる虫が寄ってこなくなり、ムカデが侵入しにくくなります。とくにキッチンは、ゴキブリなどの害虫にとって餌が豊富な天国のような場所です。生ごみや食べこぼしが放置されていると、生ごみを餌とするゴキブリが侵入し、ゴキブリを捕食するムカデがキッチンに侵入してしまいます。

また、風呂場は湿度も高く、髪の毛、皮脂などの餌が豊富でゴキブリに好まれるため、こまめに清掃しましょう。

自宅周辺も注意が必要です。庭は多くの虫が住み着く関係で、ムカデが多い場所です。余分な落ち葉などをこまめに処分することで、虫の餌を減らすとともに、薄暗い場所を好むムカデの隠れ場所を減少させられます。

自分での駆除が難しい場合

予防策や殺虫剤を使い、できる限り対策したものの、ゴキブリが減らない場合があります。対策が不十分であったり、殺虫剤の使い方が悪かったりする場合、効果的な駆除ができません。また、ゴキブリが大繁殖している場合にも、健康被害が出る前に早急な対策を考えなければなりません。

業者に依頼する

自分で駆除することが難しい場合は、駆除業者に依頼しましょう。個人のムカデ対策は不完全な場合がありますが、駆除業者であれば幅広い知識に基づいた効果的な対策ができるため、ムカデの確実な駆除が期待できます。

良い業者を見極めるポイント

駆除業者に依頼するとお金がかかるため、格安の業者は魅力的です。しかし、安さだけを売りにする駆除業者は作業の質が低く、誠実さに欠ける傾向があります。「駆除ができていない」「再発後の対応がない」「見積書よりも高くなった」などのトラブルが起こりかねません。安い業者イコール優良業者ではないのです。

優良企業は、対応が誠実で、丁寧に作業します。また、費用をごまかしたりせず明確な見積を提示します。さらに、作業して終わりではなく、ムカデがいなくなってはじめて完了と考えるため、アフターフォローを忘れません。

優良業者の特徴を詳しく紹介しますので、検討中の業者があれば、当てはまっているかチェックしましょう。

・説明・作業が丁寧
・見積書にすべての作業と費用が記載されている
・アフターフォローが充実している


丁寧な説明や作業は、豊富な実績の証明であり、信頼される駆除業者の必須条件です。ムカデ駆除の手順や必要性に関して、丁寧な説明ができる業者を選ぶべきです。料金に対する丁寧な説明も重視しましょう。不明点をごまかす駆除業者に依頼すべきではありません。質問に対する丁寧な応答ができるかも業者選定のポイントです。

駆除の総額が見積書に記載されていることも重要です。見積書にすべての手順と費用が記載されているか確認しましょう。悪徳業者は、格安料金を提示しておいて、作業終了後に多くの費用を加算します。また、相場に対し極端に安い費用が提示された場合は、手抜き作業により駆除できない場合もあるため避けたほうが無難です。
アフターフォローも重要です。再発を想定した再駆除などのフォロー体制が充実している業者を選びましょう。

駆除の窓口におまかせ

ムカデは不快に感じる人も多く、咬まれると大変です。ムカデが多い時期などは、すぐ駆除してほしいことでしょう。しかし、ムカデ駆除業者は非常に多く、どこに依頼すべきか迷ってしまうかもしれません。

業者選びで迷ったら「駆除の窓口」がおすすめです。対応実績10万件以上を誇る害虫駆除のエキスパートである駆除の窓口は、最短10分で駆けつけるスピード感と、豊富な専門知識と経験を持つ駆除業者です。

依頼者が納得してから作業することを心がけており、質問などで不安点を解消できるため安心して依頼できます。また、見積書に関してしっかりと説明し、見積書の金額以上に費用がかかることがありません。さらに、作業日から一定期間は再駆除を無料で行うなど、しっかりとしたアフターフォローが受けられます。

まとめ

ムカデの習性、侵入予防方法、駆除方法について詳しく解説してきました。ムカデは殺虫剤で駆除できますが、狭い場所でも侵入する習性を持つため、まずはムカデを寄せ付けない環境を作ることを忘れてはなりません。

対策が難しい場合は駆除業者に依頼しましょう。迷った場合は駆除の窓口に依頼することをおすすめします。見積書へ費用総額が記載されており、誠実でスピーディな対応が可能です。また、再駆除などの充実したアフターフォローがあるため、ムカデの完全駆除が期待できます。

ムカデは不快に感じる方が多く、咬まれると激痛をともない、アナフィラキシーショックを起こす可能性もあるため、見かけた場合は迅速に駆除しましょう。迷った場合は「駆除の窓口」を利用することをおすすめします。

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