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【ゴキブリ駆除】春こそ対策すべき!ゴキブリ被害に合わないための対策について解説!

夏の時期は、ゴキブリの発生が心配ですよね。ゴキブリが増殖してしまい、悩まされているご家庭も多いでしょう。

しかし、ゴキブリ対策が重要なのは夏だけではありません。
春にゴキブリ対策をすることで、最盛期である夏の繁殖を抑えられるのです。
この記事では、春に行うべきゴキブリ対策について詳しく解説していますので参考にしてください。

目次

・ゴキブリについて
・ゴキブリ対策は春のうちに
 └ゴキブリの生態
 └春の対策が重要な理由
・ゴキブリの種類
 └チャバネゴキブリ
 └クロゴキブリ
 └ワモンゴキブリ
 └ヤマトゴキブリ
・ゴキブリの発生源
 └玄関から侵入
 └窓や網戸などの隙間から侵入
 └換気扇・通風口・エアコンからの侵入
 └ダンボール・観葉植物にくっついて侵入
・ゴキブリの対策方法
 └玄関やベランダ
 └シンク下
 └換気扇
 └排水溝
 └室外機
 └ダンボールや観葉植物
・業者に依頼する場合
 └良い業者を見極めるポイント
 └駆除の窓口におまかせ
・まとめ

ゴキブリについて

ほとんどの人は、ゴキブリを見たことがあるはずですが、ゴキブリの習性は意外に知られていません。
ゴキブリについて知っておくと効果的に対策でき、ゴキブリの発生を抑えられます。

ゴキブリの目はものを見る複眼と、明るさを検知する器官の2種類で構成されます。
しかし、視力は優れておらず、体に配置された数多くのセンサーに頼った周囲環境の把握が特徴です。

頭にある触覚は、130の節で構成されており、それぞれが温度や動き、匂いを検知する機能があります。
膝の関節には耳に相当する器官があり、他のゴキブリの足音など、周囲のかすかな音を聞き分けるほどの鋭い感覚を持っています。
腹部にある触覚は、危険察知用で、空気の流れを感じ取る気流感覚毛により、危険を察知しかわすことが可能です。

また、非常に足が速いことも特徴です。
その早さは1秒に体長の50倍の距離を移動でき、その速さは人間の大きさに換算すると時速300kmにもなります。
人間ではとても追いつけません。

ゴキブリの素早さは2つの脳によって実現されています。
頭部の2組の神経球と腹部の触覚にある神経球の経路は非常に大きく、通常の10倍もの速度での情報伝達が可能です。
非常に早く、人間に捕まらないほどの素早い動きを可能にしています。

一番の脅威は生命力です。
腹部の大部分に脂肪体と呼ばれる組織があり、行動のためのエネルギーとする非常食機能と、アミノ酸、ビタミンを生成する機能があります。
餌を取らなくても簡単には死亡せず、長期間行動できるのは脂肪体のためです。

また、ゴキブリを1匹見たら30匹存在する、と聞いたことがあるでしょう。
1匹のメスは一度の交尾で何度も産卵できるため、生涯で産むのは500匹ともいわれており、20〜40日で孵化します。
ゴキブリを見かけた際は、早めに対策しなければ大繁殖してしまう可能性があります。

ゴキブリは優れた感覚と身体能力、繁殖力を駆使し、人間よりもはるか昔から生き抜いてきました。
しっかりと対策しなければ、ゴキブリの繁殖は止められないでしょう。

ゴキブリ対策は春のうちに

ゴキブリ対策を始めるのは春がおすすめです。理由は、ゴキブリの生態が大きく関係しています。
最盛期よりも早めに動くことで、繁殖を抑えられ、効果的に対策できるでしょう。

ゴキブリの生態

ゴキブリは高温多湿な環境を好み、-5℃〜-10℃になると死亡してしまいます。
また、餌と水がある場所に寄り付く習性があります。
目は優れていないため、匂いの感覚を頼りに室内に侵入することが多いです。
夜行性であるため、昼間は物陰などに潜んでおり、見かけることはほとんどありません。

春の対策が重要な理由

春のゴキブリはまだ幼虫であり、動きが鈍く、繁殖能力を持ちません。
幼虫が卵から産まれ、活動を始めるのは20℃を超えたあたりで、25℃になると活発に活動します。
動きが速く、繁殖力を持つ成虫になる前に駆除すると繁殖が抑えられるため、気温が上がりきらない春に対策するのがおすすめです。

ゴキブリの種類

ゴキブリは日本で約50種類が確認されていますが、そのうち民家に出現するゴキブリは少数です。
とくによく見られる4種類を詳しく確認していきましょう。

チャバネゴキブリ

チャバネゴキブリは体長10mm〜15mmほどで黄褐色のゴキブリです。日本中に生息しており、夜行性で、昼間は物陰に身を潜めています。

低温に弱く、空調設備が整った屋内で繁殖し、木造家屋よりもコンクリートを好みます。
暖かく水分の多い環境を好むため、飲食店などに多く見られるゴキブリです。
温度が確保できれば、越冬することもあります。

メスは1か月に一度、30個〜40個の卵を産み、群れを作る習性があります。
日本の侵略的外来種ワースト100に数えられるゴキブリです。

クロゴキブリ

クロゴキブリは体長30mm〜40mmほどで、光沢のある黒褐色のゴキブリです。

本州を中心に、関東から九州で多く生息し、一般家屋で頻繁に見られる種類です。
トイレの浄化槽や流し台、床下や排水溝、マンホールなどに生息しています。

寒さには比較的強く、空調設備が整った現代では北海道でも生息が確認されており、越冬することで2年弱生き延びることが可能です。
夜行性ですが、単独行動を好む習性があります。

キッチンや段ボール、新聞紙、観葉植物の土の中などの高温多湿の場所に、1週間から10日ごとに、一度に20個〜30個の卵を産みます。

ワモンゴキブリ

ワモンゴキブリは体長30mm〜45mmほどで、光沢のある褐色のゴキブリです。
黄白色の環状紋が特徴で、日本の屋内で発生するゴキブリでは最も大型です。

本州南部から沖縄諸島に生息し、屋内はレストラン、食料品がある民家、屋外では都市の下水道、マンホールなどで確認されています。
低温に弱く、20℃以下では産卵が減少しますが、20℃以上では1年中活動する習性があります。

移動能力に優れており、巣から遠く離れた場所で確認されることが特徴的です。
巣が過密になるにつれ、移動する個体が増える傾向があります。

1匹のメスが産む卵の数は700匹にのぼり、繁殖力が脅威です。

ヤマトゴキブリ

ヤマトゴキブリは体長25mm〜30mmほどで、艶が少ない黒褐色のゴキブリです。

北海道、東北から近畿地方を中心に分布し、中国、四国、九州地方には生息していません。日本のみに生息するゴキブリです。
人間の家屋に住み着き、屋外では樹木、街路樹、下水溝などに生息しています。
木造を好み、コンクリートの住居やビルを好まない性質があります。
低温に強く、屋外で越冬するのが特徴です。

メスは4日から6日ごとに卵を産みますが、20℃以下でも産卵、孵化が見られます。

ゴキブリの発生源

ゴキブリはさまざまな経路から屋内に侵入し、繁殖します。ゴキブリが侵入しやすい経路を知っておきましょう。

玄関から侵入

多いのがドアの下の隙間からの侵入です。平たい体を活かし、数ミリの隙間があれば容易に侵入してきます。
届けられた郵便物が玄関からはみ出していて片付けていない場合、隙間を悠々と侵入してしまいます。

窓や網戸などの隙間から侵入

窓や網戸の隙間からの侵入は頻繁です。
サッシは動きをよくするためのクリアランスが設けてあり、とくに網戸はしっかりと閉まらないため、わずかな隙間が狙われることがあります。

換気扇・通風口・エアコンからの侵入

ゴキブリは換気扇や通風口、エアコンなど、わずかな隙間から侵入してきます。

換気扇や通風口はキッチンにつながっていることが多いため、換気扇から出てきた生ゴミの匂いなどに引き寄せられます。
さらに、換気扇には油が多く付着しているため、食べるために寄ってくるのです。

エアコン内の水を屋外に排出するドレンホースの中や、ドレンホースと壁の隙間からエアコン内部へアクセスし、室内に侵入することもあります。

ダンボール・観葉植物にくっついて侵入

部屋の中へ運び込まれる段ボールや、観葉植物に潜み、侵入することもあります。

よくあるのが引っ越しの段ボールに卵が産み付けられていたケースです。
積み重ねられた段ボールには隙間があり、保温性があるため、ゴキブリが卵を産み付けやすい場所です。

また、観葉植物を搬入した際、すでにゴキブリの住処になっていたケースがあります。
土の中は暖かく、定期的に与えられる水によって、飲み水や高い湿度も確保されています。
観葉植物自体も食料となるため、観葉植物はゴキブリの温床になりやすいです。

よって、部屋に運び込まれた段ボールや観葉植物は、ゴキブリの侵入経路となり、ゴキブリが部屋で増殖するきっかけをつくります。

ゴキブリの対策方法

春はゴキブリが活動を始める時期です。ここでは、ゴキブリの対策を具体的に紹介しています。適切に実施し、ゴキブリの最盛期に繁殖しないように、侵入を食い止めましょう。

玄関やベランダ

玄関には靴や傘、ベランダには室外機があることが多く、高い湿度と水があるため、ゴキブリが居付きやすい場所です。

まず、頻繁に換気し、湿気がたまらないようにしましょう。

また、匂いに敏感な特徴を活かし、苦手な匂いがする芳香剤や忌避剤が有効です。
ミント、ユーカリ、ローズマリーの匂いも苦手とするため、育てて玄関に置いておくのもよいでしょう。
また、ゴキブリが嫌うハッカ油で拭き掃除するのもおすすめです。
ゴキブリは、郵便受けを出入り口として利用するため、郵便受けにも忘れず塗っておくことが重要です。

シンク下

湿気が溜まりやすく、食べ物のカスが落下しやすいキッチンのシンク下は、ゴキブリが好む場所のひとつです。

対策として、よく換気と掃除をすることが重要です。換気扇やエアコンの除湿を利用し、湿度を減らします。
さらに、定期的に清掃することでゴキブリが寄り付かなくなります。

一方、シンク下の隙間は要注意です。
シンクから下る排水管は、シンク下を通り、地面の床下まで続いています。
シンク下の排水管と床下との境目に大きな隙間が空いていると、ゴキブリが床下から侵入してしまいます。
隙間を埋める方法は以下のとおりです。

1.シンク下にある床下点検口を覆う板をドライバーなどで外す
2.排水管と床下の隙間をパテで埋める
3.床下点検口を覆う板を再び取り付ける


エアコン配管用パテなどのパテと、ドライバーをホームセンターなどで入手し侵入口をふさぎましょう。

換気扇

換気扇には油汚れが付きやすいため、油を求めてゴキブリがやってきます。
定期的に掃除して取り除きましょう。

また、換気扇に防虫フィルターなどを設置し、隙間をなくすことで、ゴキブリが通行できなくなります。
フィルターと壁との隙間ができないようによく確認しましょう。
シャッター付き換気扇に変更するのもおすすめです。

排水溝

キッチンは基本的に高温多湿で、餌となる水分や生ゴミが多く、ゴキブリにとっては天国のような場所であるため、重点的な対策が必要です。

害虫が侵入しないように水を溜めておくS字トラップの水は、排水が少ないと乾いてしまい、ゴキブリの侵入を許してしまいます。
定期的に水を使用し、S字トラップの水が乾かないようにしましょう。
S字トラップの水は、下水の臭いを防ぐ効果があるため、臭い対策としても有効です。

さらなる対策として、排水口カバーがおすすめです。
ゴキブリはわずかな隙間も通り抜けるため、目の細いものを装着しましょう。

排水溝対策として最も重要なのは、排水溝周りを清潔に保つことです。
シンクや排水溝のヌメリから発せられる臭いはゴキブリを呼び寄せます。
ゴキブリ対策の基本は、餌を放置しないことです。
ゴキブリの食べ物となるヌメリや生ゴミを定期的に処分することで餌がなくなるため、ゴキブリは侵入しなくなります。
ヌメリや生ゴミは強い臭いを発し、嗅覚が優れるゴキブリに狙われやすいため注意しましょう。

室外機

室外機とエアコンはつながっていますが、両者をつなぐ配管で送るのは熱のみです。
よって、ゴキブリが通行可能な隙間はないため、室外機を通って室内に侵入することはありません。

ゴキブリの侵経路として注意すべきは、ドレンホースと、ドレンホースと壁の隙間です。
ドレンホースはエアコンから水を排出するためのホースです。
対策として、ドレンホースに網目のカバーを付けましょう。
本来の機能である水を通し、ゴキブリを通さない対策が可能です。

また、建物とドレンホースの隙間はパテによって埋められていますが、隙間があった場合、ゴキブリは侵入してしまいます。
パテの状態を確認し、隙間があった場合は埋めることで侵入を防げます。

ダンボールや観葉植物

段ボールや観葉植物に潜み、室内に侵入することがあります。
部屋の湿度を下げ、ゴキブリが住みにくい環境にすることが大事です。
段ボールを搬入する際は、段ボールに卵が付着していないかよく確認しましょう。

観葉植物は、忌避効果のあるミント、ユーカリ、シソ、ハッカ、ローズマリーなどの選択がおすすめです。
また、毒餌や燻煙タイプの駆除剤を使い、ゴキブリを殺す、または追い出すのも有効です。

業者に依頼する場合

春はゴキブリが活動を開始して間もないため、駆除よりも予防が重要です。
しかし、ゴキブリが気になり駆除したい場合は、駆除専門業者に依頼することをおすすめします。
駆除の専門家であるため、確実な駆除と、再発防止が期待でき、ゴキブリが発生しづらくなります。

ここでは、業者に依頼するにあたり、おさえておきたいポイントを解説します。

良い業者を見極めるポイント

駆除専門業者を選ぶうえで重要なポイントは、以下の通りです。

・誠実・丁寧である
・見積もりが総額で提示される
・アフターフォローが充実している


まず、誠実で、対応が丁寧なことです。
業者を信頼できなければ、本当にゴキブリが駆除できるのか、不安になることでしょう。

次に、見積もりに費用の総額が記載されていることです。
業者によっては、見積もりに総額を記載せず、後で追加料金を請求するケースがあります。
見積もりの段階で総額が提示されていれば、追加料金がかからないため安心できます。

さらに、アフターフォローも重要です。
ゴキブリは繁殖力が強く、完全駆除が難しいため、再発を想定したサービスを提供するのが優良企業の証です。

以上の3点を考慮し、依頼する業者を選定しましょう。

駆除の窓口におまかせ

それでも業者の選定に迷ったときは「駆除の窓口」がおすすめです。
経験豊富なスタッフによるゴキブリ駆除が、3,300円からという低価格で依頼できます。
多くの営業所を持ち、最短10分で駆けつけるフットワークの軽さも魅力です。

見積もり提示の際には総額で提示し、内容に関する丁寧な説明が受けられます。
依頼者が納得してから作業するため、追加料金の請求や、勝手な作業がなく安心です。
また、ゴキブリの再発を見越し、作業日から一定期間内は無料で再駆除するアフターフォローがあるため、ゴキブリの完全駆除が期待できます。

どの業者に依頼するか迷っている方は、駆除の窓口に依頼してはいかがでしょうか。

まとめ

ゴキブリの繁殖力がなく、動きも鈍い春の時期に対策することで、最盛期の夏に繁殖することを防げます。

春のゴキブリ対策として、侵入させないこと、餌を放置しないこと、高温多湿を避けることを意識しましょう。
とくにキッチンやシンクは高温多湿になりやすく、生ゴミやヌメリが残りやすいため、重点的な対策が必要です。

また、目が悪く、行動を嗅覚に頼るゴキブリには、忌避剤も有効です。
適切に使用し、ゴキブリの侵入を防止しましょう。

駆除業者に依頼する際は、誠実で丁寧な対応、総額提示で納得性の高い見積もり、充実したアフターフォローが期待できる「駆除の窓口」がおすすめです。

春にゴキブリを侵入させないことで、最盛期の繁殖を抑えられます。適切に対策し、ゴキブリのいない快適な生活を目指しましょう。

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