×

【害獣駆除】駆除費用の相場と安く抑えるコツ・業者に安く依頼するコツについて解説!

「害獣駆除の値段ってどうして高いの?」
「安く害獣駆除できないかな?」

害獣駆除は基本的に値段が高く、依頼するのに尻込みしてしまいますよね。少しでも安く害獣駆除を請け負っているところに依頼したい方も多いのではないでしょうか。

この記事では、害獣駆除の相場と、安く依頼するコツについて詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

目次

・害獣駆除の相場はどのくらいなのか
・害獣の種類別駆除費用の相場
 └ネズミ
 └ハクビシン
 └イタチ
 └アライグマ
 └コウモリ
・害獣の駆除費用はなぜ高いのか
 └駆除費用の内訳
 └自分で駆除できない
・駆除費用を安く済ませるためのコツ
 └複数の業者に見積もりを出してもらう
 └市役所に相談してみる
・害獣の被害に合わないための対策
 └害獣が嫌うもので追い出す
 └くん煙剤を使用する
 └定期的に掃除をする
 └餌を撤去する
・害獣駆除は専門業者への依頼がおすすめ
・まとめ

害獣駆除の相場はどのくらいなのか

害獣駆除の相場は、一般的には10 万円から30万円前後ですが、駆除の対象面積や、害獣の種類によって、大きく変動することに注意が必要です。

とくに害獣の種類によって費用は大きく変動します。害獣駆除は、動物の生態から行動パターンを予測し、効果的な対策を立てていきます。小型で対策が単純な害獣は安く、大型で駆除に手間がかかる害獣は高くなる傾向があります。

害獣の種類別駆除費用の相場

害獣別の駆除費用の相場を見ていきましょう。これでおおまかな費用相場がわかりますが、同じ種類の害獣でも費用は大きな開きがあります。理由は、対応する範囲や被害状況によって費用が異なるためです。戸建てで延床面積30坪を想定した駆除相場は以下の通りです。

ネズミ

ネズミの駆除費用の相場は7万円から25万円ほどです。

ネズミは主に屋根裏や天井裏に侵入し、感染症、皮膚炎、ダニ、ノミの被害をもたらす、比較的ポピュラーな害獣です。

駆除作業としては、建物に入り込んだネズミを残らず追い出し、再侵入を防ぐため侵入口をふさぎます。その後、糞や害虫などを消毒、洗浄して駆除終了です。

大型の害獣に比べ小型であるため、業者が持ち込む設備や対策は忌避剤、粘着マット、監視用機器など、小規模に抑えられる傾向があります。

家に出るネズミは鳥獣保護管理法の対象外であるため、役所への届出が不要です。捕獲した個体数に比例して費用が増加することはないため、駆除費用は他の害獣に比べ少なめです。

ハクビシン

ハクビシンの駆除費用相場は20万円から45万円ほどです。

ハクビシンは木の穴や洞窟、他の動物の巣などに生息する夜行性の動物です。狭いスペースでも通行できるため、住宅の屋根裏や天井裏などに住み着くことがあります。1か所に集中して糞をする「ため糞」の習性があり、騒音や糞尿被害をもたらします。ときには糞尿で屋根が腐り、屋根が抜けてしまうケースもあり、修理費用が莫大になってしまうため、天井裏のハクビシンは決して放置できません。繁殖力も強いため、短期間で被害が大きくなってしまいます。

対策には、忌避剤などで建物内から追い出し、侵入口をふさいだり、もしくはケージで捕獲してから侵入口をふさいだりする方法をとります。

ハクビシンは体長60cmにもなるため、捕獲するには大型のケージが必要で、手間も費用もかかります。また、ため糞の習性があるため、駆除後はしっかりと清掃が必要で、場合によっては屋根の修繕が必要になる場合もあります。

さらに、ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象の動物であるため、1匹ごとに駆除する費用がかかることも高額になる理由のひとつです。

イタチ

イタチの駆除費用相場は、15万円から35万円ほどです。

攻撃的で俊敏なイタチは、3cmの隙間があれば侵入できる、厄介な害獣です。天井裏に住み着き、糞尿による悪臭や、寄生虫をばらまくだけでなく、家畜やペットの食害など、多くの被害をもたらします。イタチは巣に戻ってくる習性があるため、追い出すだけの駆除では不完全です。巣に住むすべてのイタチの捕獲を目指し、終了後侵入口をふさいで、駆除を終了します。

イタチもハクビシン同様、鳥獣保護管理法の対象であり、捕獲が駆除の前提となるため、駆除費用が高額になる傾向があります。

アライグマ

アライグマの駆除費用相場は15万円から35万円ほどです。

かわいらしい見た目のアライグマですが、住宅被害や健康被害、農作物被害をおよぼす害獣です。気性が荒く、驚かせたり、捕獲したりすると凶暴化するため注意しなければなりません。ハクビシンと同じく、ため糞の習性があるため、天井に住み着いた場合は迅速な対応が必要です。

駆除方法は、忌避剤などで建物から追い出してから侵入口をふさぐ、または捕獲してから侵入口をふさぎます。ため糞の跡をしっかりと清掃し、必要に応じて建物を修繕し終了です。

ため糞の被害や体長40〜60cmと大きめであるため、ケージは大きいサイズが必要です。

また、鳥獣保護管理法の対象動物であるため、ネズミ などの対象外の動物よりも処分費用がかかり高額になります。

コウモリ

コウモリの駆除費用の相場は、9万円から27万円ほどです。

屋根裏や軒下、瓦の下、戸袋、換気口などに住み着く習性があり、夜間は物音や騒音が起こります。ダニやノミなどの被害も深刻です。

コウモリには、忌避剤を使い追い出し、侵入口をふさぐ対策をとります。基本的に駆除は追い出しのみに限られるため、比較的安く抑えられます。

コウモリも鳥獣保護管理法の対象動物であるため、捕獲した場合は処分費用が必要です。

害獣の駆除費用はなぜ高いのか

害獣の駆除費用は高額になる傾向がありますが、それには理由があります。作業面積が広く、駆除する数が多くなりやすいこと、自力で駆除できないことが原因です。詳しく見ていきましょう。

駆除費用の内訳

駆除費用を決める主な要素は以下の通りです。

・作業面積
・害獣の種類、数
・居住場所
・作業難易度
・被害状況

作業を要する範囲が広ければ、従業員や対策費が多くかかります。一般的な一戸建ての大きさか、それ以上かで値段が変動し、60坪以上の家は作業工数や従業員の数が非常に多くなるため高額です。

害獣の種類や数も費用に大きく影響します。種類によって習性が異なるため、駆除方法や手間が大きく変わるためです。また、法律で規制された動物に対しては、処分する個体数ごとに自治体に費用を支払わなければなりません。したがって料金は駆除した数に連動し高くなります。

依頼者の居住場所も費用に影響します。駆除業者の営業所から離れていれば、移動距離や従業員の拘束時間が伸びます。支払わなければならない給料や移動の経費がかさむため、費用は高額になります。

作業難易度も費用がかかる一因です。住宅に入り込む害獣は高いところや屋根裏などに住み着く場合が多く、高所や狭い場所に入らなければ駆除できません。作業場所を確保するために工事が必要となるケースがあり、費用が高くなります。

被害が多い場合も、費用が高くなります。害獣を見かけだけで被害がほぼない場合と、長期間住み着いている場合では、費用がかなり違います。清掃や消毒に加え、屋根などの修繕が必要な場合もあります。

自分で駆除できない

害獣を見かけても自分で駆除できない場合、費用が高額になりやすいです。害獣が「鳥獣保護管理法」という法律で保護される動物であった場合は、自分で駆除できません。

鳥獣保護管理法は、対象動物を適切に管理する法律です。許可を得ないものが駆除したり、捕獲したりすることは禁じられています。違反すると罰則を受ける可能性があるため、駆除業者への依頼か、許可を得て駆除することが必要です。

しかし、駆除のためのノウハウや機材を自分で用意しなければならないため、自分で駆除するのは現実的ではありません。駆除する動物が大型であった場合、捕獲機は大型になり、捕獲には危険も伴います。準備にお金も時間もかかり、けがするリスクもあるため、駆除業者に依頼することをおすすめします。

駆除費用を安く済ませるためのコツ

何かと高額になりがちな駆除費用ですが、安く済ませるのにはコツがあります。確認していきましょう。

複数の業者に見積もりを出してもらう

駆除費を安く抑えるには、複数業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大事です。見積額を比較できるため、あきらかに高額な費用を請求するような業者を排除できます。

確認すべきなのは、値段だけではありません。見積もりを依頼する工程で、業者の対応や作業内容の確認、保証の充実度もチェックしましょう。

作業の説明がなかったり、見積もり時に現場をろくに見なかったりするような対応が悪い業者には、よい駆除作業は期待できません。また、保証が充実しているかも重要なポイントです。

対応の誠実さや保証の充実度も考慮し、価格だけで選ばないようにしましょう。

市役所に相談してみる

市役所は直接的な害獣駆除を行いません。しかし、中には害獣駆除をサポートしてくれる部署があるところもあります。

市役所に問い合わせることで、適切な駆除業者を紹介してくれる場合もあるため、一度問い合わせてみても良いでしょう。

また、駆除に対するアドバイスや、捕獲器・防護服の貸し出しが受けられることもあります。自分で害獣を駆除すれば、業者に依頼する費用を抑えられます。

条件によっては補助金が交付される場合もあるため、よく調べて申請しましょう。

害獣の被害に遭わないための対策

害獣の被害に遭わないために、一般人ができることは限られています。鳥獣保護管理法により、一般人は害獣を直接的に駆除できないためです。害獣の被害を受けると、多くの場合は駆除業者に依頼することになり、多額の費用がかかります。

したがって、害獣の被害が出る前に、害獣が寄り付かない環境を作ることが重要です。ここでは、害獣の被害に遭わないためにできる対策について紹介します。

害獣が嫌うもので追い出す

屋根裏などに気配を感じたら、害獣が住みついてしまう前に、害獣が嫌うものを設置します。多くの野生動物は臭いに敏感であるため、焦げたような強い臭いを発する木酢液を設置する対策をおすすめします。木酢液は、ホームセンターなどで手軽に購入できます。害獣が去ったと感じたら、すぐに侵入口をふさぐのを忘れないようにしましょう。

くん煙剤を使用する

害獣にはくん煙剤も有効です。木酢液と同じくホームセンターで安価に販売しているため、手に入れやすいでしょう。害獣がいなくなったら、すみやかに侵入の可能性のある隙間をふさぐようにしましょう。

定期的に掃除をする

定期的な清掃も、害獣を寄せ付けないために非常に有効です。害獣は、安全に過ごすために身を隠せる場所を探しています。放置された深い草むらなどは、害獣にとって移動しやすい道であるため、適度に刈り込みましょう。

また、害獣は屋根裏に侵入するため、木に登ることがあります。屋根にかかる木は、屋根裏への道を害獣に提供することになりかねません。適度に枝を払い、侵入経路を断ちましょう。

餌を撤去する

人間が捨てた何気ない残飯でも、害獣にとっては貴重な食料です。たとえば、畑に落ちた果物を求めて動物が寄ってくることが多いです。また、生ゴミを放置すると害獣が寄ってきて近くに住みつこうとするため、繁殖のきっかけを与えてしまいます。畑の果物は忘れずに回収すること、生ゴミには必ずふたをすることが害獣を寄せ付けないためには重要です。

害獣駆除は専門業者への依頼がおすすめ

害獣駆除で迷った場合は、駆除業者に依頼しましょう。野生に生息する害獣は、多くの病原菌を保有している場合があります。害獣が住み着いた場所に、むやみに触れることは危険です。害獣は鋭い牙を持っており凶暴な種類もいるため、近づくとけがをする可能性があります。

また、害獣はさまざまな経路から屋根裏に侵入します。中には5cmの隙間でも侵入する害獣もいます。「ため糞」や住処に戻ってくるなど、特徴のある習性をもつ害獣もいます。一般人は害獣に対する深い知識に乏しいため、効果的な再発対策が建てられず、再発してしまう可能性が高いです。深い知識を持ち、効果的な対策が立てられる駆除業者に依頼すべきです。

数多くの駆除業者がある中で、どこに頼むべきか迷う人も多いでしょう。駆除業者の選択を間違えると、知識のなさに付け込まれ、高い費用を請求されるなど、トラブルに発展するケースがあります。しっかりと駆除業者を見極めなければなりません。

駆除業者の選択で迷ったら「駆除の窓口」がおすすめです。駆除の窓口は、10万件以上の実績があるため、しっかりとした駆除が期待できます。さらに、駆除にかかる費用をしっかりと説明し、依頼者が納得してから作業に取りかかるため、安心です。

加えて、保証が充実していることも大きなメリットです。害獣は、駆除しても戻ってきてしまう可能性があるため、再発時の保証があれば安心です。駆除の窓口では、駆除しきれず再発した場合でも、一定期間であれば無料で再駆除する保証をつけています。

害獣駆除は高額になるケースが多いため、少しでも安い業者に依頼したいと思うでしょう。しかし、実績が少なく、保証がついていない業者に依頼すると、確実な駆除は期待できません。駆除業者は非常に多く、選択が難しいため、迷ったときは駆除の窓口の利用をおすすめします。

まとめ

害獣駆除費用の相場と、費用を安く済ませるコツについて詳しく解説してきました。

費用を抑えるためには、複数の業者の見積もりを比較したり、役所に相談したりする方法がおすすめです。被害が出てからは費用が多くかかってしまうため、許可がなくても実施できる害獣を寄せ付けない対策をして、害獣を遠ざけましょう。

害獣駆除する際は危険が伴うため、多くの実績があり、誠実な対応が期待できる駆除の窓口に依頼することをおすすめします。

メインコラムはこちら