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【害鳥駆除】駆除費用の相場と安く抑えるコツ・業者に安く依頼するコツについて解説!

「害鳥に悩んでいるけど、安く駆除できないかな?」
「でも駆除費用が高いしなあ…」

害鳥駆除は値段が高くて、依頼するのに迷ってしまう方も多いでしょう。害鳥の駆除には高くなる理由があります。よって、少しでも安く害鳥を駆除してくれる業者に依頼したいですね。そのようなときには、安く依頼するコツを知っておくと家計が助かります。

この記事では、害鳥駆除の相場と、安く依頼するコツについて詳しく解説しているため参考にしてください。

目次

・害鳥駆除の相場はどのくらいなのか
・害鳥の種類別特徴・駆除費用の相場
 └ハト
 └カラス
 └ムクドリ
 └コウモリ
・害鳥の駆除費用はなぜ高いのか
 └駆除費用の内訳
 └自分で駆除できない
・駆除費用を安く済ませるためのコツ
 └複数の業者に見積もりを出してもらう
 └市役所に相談してみる
・害鳥の被害に合わないための対策
 └防鳥ネット・ワイヤーを使用する
 └鳥が嫌う匂いで対策する
 └鳥が身を隠せる場所をなくす
 └鳥が嫌うグッズを使用する
・害鳥駆除は専門業者への依頼がおすすめ
・まとめ

害鳥駆除の相場はどのくらいなのか

害鳥駆除の相場は、1万5,000円から10万円前後です。費用はあくまで目安であるため、駆除の面積や害鳥の種類によって大きく異なることに注意が必要です。動物の生態を把握し、行動パターンを予測しながら効果的な対策を立てていくため、駆除対象の種類によって費用が変わります。対応しなければならない面積の大きさによっても、値段は大きく変わります。

害鳥の種類別特徴・駆除費用の相場

害鳥別の駆除費用の相場を見ていきましょう。対応面積や被害状況により、相場内でも費用は大きく変動します。現在害鳥に悩まされている場合は参考にしてください。

ハト

ハトの駆除費用の相場は、3万円から10万円ほどです。

日本各地に生息する、毎日見かけるほどポピュラーな鳥です。体長は、30〜35cmほどです。ハトの被害で多いのが、糞害です。

ハトの糞には多くの病原菌が含まれています。糞からは悪臭が発生し、害虫であるゴキブリやハエを呼び寄せてしまいます。建物などが白く覆われると、見た目も悪くなります。さらに、特徴的な鳴き声も人によっては騒音になるため、駆除したい人も多いです。

実施する対策は、ベランダや太陽光パネルなどにハトよけネットや忌避剤を設置することです。ベランダには、テグスなどで侵入できなくするのも効果的です。また、巣がある場合は撤去します。ハトは帰巣本能が高いため、巣を作った場所に帰ってくる習性があり、継続的に対策しなければなりません。

糞により、太陽光パネルが劣化・故障する恐れがあります。高所にある太陽光パネルのハト駆除は、足場建設の手間が発生するため、10万円から30万円ほどかかる場合もあります。

ハトは鳥獣保護管理法の対象動物であるため、一般人は捕獲したり危害を加えたりできません。ヒナや卵がある状態の巣を撤去することも禁じられているので注意が必要です。

カラス

カラスの駆除費用の相場は、1万5,000万円から10万円ほどです。

カラスは体長55〜65cmほどで、黒い体に大きなくちばしが特徴的です。日本各地に生息しており、ハトとともに日本人に馴染みのある害鳥です。カラスは大きな鳴き声で騒音を引き起こし、農作物や生ゴミを食い荒らすなど食害を発生させます。

4月から7月の繁殖期には神経質になり、巣に近づくと威嚇行動を受ける恐れがあります。頭上を旋回されたり、背後から攻撃を受けたりすることもあり、非常に危険です。

駆除には、カラスを追い出し、寄り付かないようにする対策が一般的です。天敵であるトンビなどの置物を置く、忌避剤や光で撃退する、空中から着地できないようにバードスパイクやテグスを設置する、ネットを張り侵入できないようにするなどの対策を取ります。

カラスも鳥獣保護管理法で守られているため、罠を使う場合は許可を取るか、資格がある駆除業者へ依頼しましょう。

ムクドリ

ムクドリの駆除費用相場は10万円ほどです。

ムクドリは体長24cmほどで、ハトより小さい小型の害鳥です。集団行動する習性があり、大きな鳴き声で多大な騒音を発生させます。外敵から身を守るため、住宅街など人の多い場所に巣を作るため厄介です。

糞害も深刻です。集団で糞をするため、きれいな建物でも大きく美観を損ねてしまいます。糞には多くの病原菌が含まれているので、気をつけなければなりません。

その他、生ゴミや農作物、魚も食べるため、多方面に被害をおよぼします。

ムクドリの駆除には、居付かないようにする対策をとります。センサーで接近を感知し、強烈な光や音を出す装置で追い払う方法がよく使われます。田畑や果樹園の防衛には、天敵の姿に似せたカイトを飛ばす対策を取ることもあります。住宅に巣を作った場合は、巣の撤去が必要です。

ムクドリも鳥獣保護管理法で守られているため、一般人は追い払うくらいしかできません。資格がある駆除業者に依頼することをおすすめします。

コウモリ

コウモリの駆除費用の相場は、3万円から5万円ほどです。

コウモリは、屋根裏や軒下、瓦の下、戸袋、換気口などに住み着く習性があるため、夜間は物音や騒音が起こります。住み着いた場所では、深刻なダニやノミなどの被害が出ることもあります。

コウモリには忌避剤で追い出し、侵入口をふさぐ対策をとります。基本的に駆除は追い出しのみに限られるため、費用は安めですが、侵入口の多さなどにより値段は高くなります。多いときには20万円ほどかかる場合もあります。

なお、コウモリも鳥獣保護管理法の対象動物であるため、捕獲する場合は許可が必要です。

害鳥の駆除費用はなぜ高いのか

害鳥の駆除費用は高額になる傾向がありますが、それには理由があります。対策しなければならない面積が広く、駆除する数が多くなりやすいこと、自力で駆除できないことが原因です。詳しく見ていきましょう。

駆除費用の内訳

駆除費用を決める主な要素は以下の通りです。
・作業面積
・害鳥の種類、数
・居住場所
・作業難易度
・被害状況

作業を要する範囲が広ければ、従業員や対策費が多くかかります。住宅だけでなく畑や果樹園を害鳥から守る場合は、作業工数や従業員の数が非常に多くなるため高額になってしまいます。また、広い家には多数の侵入口があり、ふさぐ作業が多くなるため費用は高額になりがちです。

種類や数も費用に大きく影響します。害鳥は種類によって習性が異なるため、駆除方法や手間が大きく変わるためです。また、法律で規制された動物を捕らえた場合は、処分する個体数ごとに自治体に費用を支払わなければなりません。したがって料金は、駆除した数に連動し高くなります。

依頼者の居住場所も費用に影響します。駆除業者の営業所から離れていれば、移動距離や従業員の拘束時間が伸びます。支払わなければならない給料や移動の経費がかさむため、高額になってしまうのです。

作業難易度も費用がかかる一因です。害鳥は空を飛ぶため、対策する場所は高い場所が多くなります。場合によっては、作業場所を確保するために足場工事が必要となるケースがあります。

また、被害が多い場合も費用は高額です。害鳥が長期間住み着いている場合は、糞の量や建物の被害が多く、復旧に多額の費用がかかります。また、害鳥には帰巣本能をもつ種類が多く、長期間住み着いている場合はそれだけ継続的な対策が必要です。

自分で駆除できない

害鳥は鳥獣保護管理法で管理されている事が多く、許可を得ないものが駆除したり、捕獲したりすることはできません。基本的に駆除業者への依頼が必要なため、高額な費用がかかってしまいます。

自分で許可を取るには時間がかかり、慣れない害鳥駆除で高所から落下するなどでけがをするリスクがあります。また、一般人は害鳥に対する深い知識を持っていません。一時駆除に成功しても、害鳥が戻ってくることも予想されます。結果、何度も駆除することになる可能性が高く、費用も高くなりがちです。

駆除費用を安く済ませるためのコツ

何かと高額になりがちな駆除費用ですが、安く済ませるコツについて、ここでは確認していきましょう。

複数の業者に見積もりを出してもらう

駆除費を安く抑えるには、複数業者に見積もりを依頼し、比較検討することが大事です。見積額を比較できるため、あきらかに高額な費用を請求する業者を排除できます。

確認すべき重要なことは値段だけではありません。見積もりを依頼する工程で、業者の対応や作業内容の確認、保証の充実度の確認をしましょう。作業の説明がない、見積もり時に現場をろくに見ないなどの対応が悪い業者には、よい駆除作業は期待できません。また、保障が充実しているかも重要なポイントです。

市役所に相談してみる

市役所は、直接的な害鳥駆除を行いません。しかし、市役所に害鳥駆除を申請することで、自分で駆除できるようになり、業者に依頼する費用を抑えられることもあります。

また、市役所に問い合わせることで、適切な駆除業者を紹介してくれることもあります。

捕獲器の貸し出しや、条件によっては補助金が交付される場合もあるため、調べてみるとよいでしょう。

害鳥の被害に遭わないための対策

害鳥の被害に遭わないために、害鳥を寄せ付けない対策はとても重要です。鳥獣保護管理法により、一般人は害鳥を駆除できませんが、何もしないと害鳥の騒音と糞害に悩まされることになります。

対策について、下記から詳しく見ていきましょう。

防鳥ネット・ワイヤーを使用する

鳴き声による騒音や糞害対策には、害鳥がよく飛来する場所にバードスパイクを設置したり、テグスを張ったりするのが有効です。空中に留まるのに羽を動かし続けなければならない害鳥にとって、降りて休めない環境は苦痛です。とくに金属製のものは耐久性があるため、一度設置するだけで何十年にわたって効果を発揮し続けます。

ゴミ捨て場の食害対策としては、防鳥ネットが手軽でおすすめです。

鳥が嫌う匂いで対策する

害鳥には忌避剤も有効です。スプレータイプ、ジェルタイプ、固形タイプがあるため、状況に応じて使い分けましょう。害鳥がそれほど見られない段階であれば、効果時間が3時間から4時間と短いスプレータイプでも問題ありません。害鳥の姿や鳴き声、糞が目立ち始めた段階では、ジェルタイプや固形タイプを使いましょう。効果時間が1か月から2か月と長く使えるため、しっかり追い払いたい場合におすすめです。水に弱いため、雨がかからないように設置しましょう。

鳥が身を隠せる場所をなくす

害鳥が寄り付かないよう、住宅を清掃・修繕するのも大切です。ハトはベランダの植木鉢や室外機の裏などに巣を作ります。また、コウモリは屋根と瓦の隙間から屋根裏などに住み着きます。巣の元になるものを撤去するとともに、住宅の屋根や瓦などをチェックし、入り込める隙間があった場合は修繕し侵入できないようにしましょう。身を隠せる場所がなければ住処にされにくくなるため、定期的にチェックしましょう。

鳥が嫌うグッズを使用する

害鳥の天敵であるトンビやフクロウに似た「鳥追いカイト」を設置するのも有効です。害鳥は天敵を恐れて近寄れません。畑や果樹園は駆除のための対策範囲が広く、駆除業者に依頼すると高額になりがちです。鳥追いカイトを設置することで、安価で害鳥対策ができます。

害鳥駆除は専門業者への依頼がおすすめ

害鳥駆除で悩んだ場合は、駆除業者に依頼しましょう。害鳥の糞には、多くの病原菌が含まれています。ムクドリは集団化しやすく糞を大量に散らかすため、対策時に触れないように作業しなければなりません。さらに、カラスは攻撃的な時期があるため、安易に近づくのは危険です。

一般人は害鳥の知識に乏しく、駆除が困難なことも多いです。例えばコウモリ駆除では侵入経路の特定や、隙間を確実にふさがなくてはなりません。害鳥被害を確実に抑えるためには、害鳥の習性に詳しく、再発防止が期待できる駆除業者に依頼することがおすすめです。

ただし、駆除業者を選ぶ際には慎重に見極める必要があります。「なんとなく良さそうだから」「安いから」と安易な気持ちで選んでしまうと、見積書にない高い費用を請求されるなどトラブルに発展することがあります。

迷った場合は、「駆除の窓口」がおすすめです。10万件以上の実績があり、知識と経験は十分です。駆除にかかる費用をしっかりと説明し、納得できてから作業を行うため、費用のトラブルは発生しません。

さらに、駆除後の一定期間は無料で再駆除を行う保証期間が設けられています。駆除業者に迷った際は、駆除の窓口に相談してみてください。

まとめ

害鳥駆除費用の相場と、費用を安く済ませるコツについて詳しく解説しました。費用を抑えるためには、複数の業者の見積もりを比較したり、役所に相談したりする方法がおすすめです。

しかし、被害が出てからでは遅いこともあります。害鳥が集団で集まるようになってしまった場合や、糞害により太陽光パネルが故障した場合などは、駆除が遅れると費用が多くかかってしまいます。あらかじめ許可がなくても実施できる害獣を寄せ付けない対策をして、害鳥を遠ざけましょう。

自力駆除が難しい場合は、多くの実績があり、誠実な対応が期待できる駆除の窓口への依頼を検討しましょう。

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