
【トビムシ駆除】トビムシが観葉植物に発生した場合の駆除方法と予防策を紹介!
        観葉植物を育てていると、小さな虫であるトビムシに悩まされることがあります。トビムシは体長2〜3㎜程度で、観葉植物の土壌に発生しやすい虫です。見た目には不快かもしれませんが、適切な対策を講じることで防ぐことができます。
        この記事では、トビムシが観葉植物に与える影響や発生原因、そして駆除方法や予防策について詳しく解説します。トビムシの問題を解決し、安心して観葉植物を楽しむための情報を提供します。
    
 
    目次
・なぜ観葉植物に発生するの?
└原因①:土が湿っている
└原因②:土に有機物が多く含まれている
└原因③:観葉植物の風通しが悪い
└原因④:観葉植物の日当たりが悪い
└原因⑤:観葉植物の土が古い
・トビムシが観葉植物に発生した時はどうすればいい?
・トビムシの発生を予防するにはどうしたらいい?
└予防策①:水をあげる頻度に注意する
└予防策②:観葉植物を有機質の少ない土に植え直す
└予防策③:定期的に植え替えを行う
└予防策④:駆除業者に依頼する
・業者に依頼する場合
└駆除費用の相場
└業者を選ぶ際のポイント
・まとめ
トビムシは観葉植物に害を与えるの?
        観葉植物の土に、トビムシという小さな虫が発生することがあります。このトビムシは体長2〜3㎜ほどで、白色や銀色、赤色、黒色などさまざまな色を持ち、世界中に生息しており、日本には300種類以上が確認されています。
        トビムシは観葉植物に直接的な害を与えるわけではなく、有機物を分解する益虫です。腐葉土やバクテリア、菌をエサにして土壌の分解を助ける役割を果たしています。しかし、大量発生すると見た目に不快なだけでなく、駆除も難しくなるため、早めの対処が重要です。
    
 
なぜ観葉植物に発生するの?
トビムシは益虫ですが、土の中に虫がいるのは気持ちの良いものではありません。トビムシが観葉植物に発生する主な原因は、土が常に湿っていること、有機質が多いこと、風通しが悪いこと、日当たりが悪いこと、そして土が古いことです。それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
原因①:土が湿っている
        トビムシは湿度が高く、湿った土を好むため、土が常に湿っていると発生しやすくなります。観葉植物を適切に管理しないと、トビムシが大量発生する原因となります。特に、水やりの頻度や受け皿の水に注意しないと、トビムシの発生を防ぐことは難しいです。
        土が湿っている状態でさらに水を与えたり、受け皿に水を溜め続けると、トビムシが好む環境が整ってしまいます。水やりは土の乾燥具合を確認しながら行うことが重要です。
        水やりの頻度がわからない場合は、水やりチェッカーを利用すると便利です。これを使えば、土が常に湿っている状態を避けることができ、トビムシの発生を防ぐ手助けになります。
        
原因②:土に有機物が多く含まれている
            観葉植物の土に腐葉土やたい肥などの有機質が多いと、トビムシが発生しやすくなります。有機質の多い土ではバクテリアや菌が繁殖しやすく、それがトビムシのエサとなります。そのため、有機質の多い土はトビムシにとって理想的な環境です。
            また、有機質肥料を過剰に与えるとトビムシが発生しやすくなるので注意が必要です。観葉植物の健康状態が悪化すると、トビムシの発生が促進されることがあります。有機質が多い土は水はけが悪くなりやすく、それもトビムシ発生の原因となります。観葉植物を健全に育てるために、適切な土壌管理が大切です。
        
原因③:観葉植物の風通しが悪い
            観葉植物を風通しの悪い場所に置くと、土の乾燥が遅れ、湿度が高い状態が続きます。その結果、トビムシが発生しやすくなります。
            密閉された部屋や換気のない場所では、トビムシが繁殖する危険性が高まります。また、風通しが悪いと病害虫の被害も増えます。観葉植物は風通しの良い場所に置くことが重要です。
        
原因④:観葉植物の日当たりが悪い
            日当たりが悪い環境でもトビムシは発生しやすいです。日当たりが不足すると、観葉植物の生育が悪くなり、土の乾燥が遅れて湿度が高くなります。これにより、トビムシの好むジメジメした環境が続いてしまいます。
            また、日当たりが悪いと有機物の分解が進まず、トビムシのエサが残りやすくなります。特に窓がないトイレやお風呂場、台所などの湿度が高い場所では注意が必要です。
            観葉植物は日当たりの良い場所に置くことを心掛けましょう。
        
原因⑤:観葉植物の土が古い
            長年観葉植物の土を植え替えず、古くなった土や再利用した土を使うと、トビムシが発生しやすくなります。古い土は粒が劣化して崩れやすく、水はけも悪くなりがちです。これにより、湿った環境が続き、トビムシの好む条件が整います。
            さらに、古い土にはバクテリアや菌が繁殖しやすく、トビムシの餌となる有機質も多く残ります。天日干しで消毒しても、土の粒が崩れることがあるため、トビムシの発生を完全には防げません。なるべく新しい土を使い、トビムシの発生リスクを減らすことが大切です。
        
トビムシが観葉植物に発生した時はどうすればいい?
観葉植物にトビムシが発生すると、日々の水やりが少しストレスになります。小さな虫が跳ねる姿は、虫が苦手な方には特に不快です。しかし、対策方法はいくつかあります。風通しを良くしたり、日当たりの良い場所に移動させたり、殺虫剤を使用したり、植え替えを行うことで解決可能です。これらの対策について詳しく見ていきましょう。
 
        対策①:観葉植物の風通しを良くする
トビムシの発生を予防するためには、風通しを良くすることが重要です。植物を置く場所としては、開放的で風通しの良い窓辺が理想的です。
    さらに、トビムシは乾燥に弱いため、水やり後に土がしっかり乾く環境を作ることも効果的です。土が乾燥しやすい環境を整えることで、トビムシは自然に姿を消します。
    もし風通しを改善できない場合は、扇風機やサーキュレーターを設置するのが良いでしょう。ただし、観葉植物が乾燥しすぎないように、穏やかな風を当てるように心がけてください。
対策②:観葉植物を日当たりの良い場所に移動させる
トビムシが発生した場合、観葉植物を日当たりの良い場所に移動させることが効果的です。日光が当たることで、植物の根の吸水率が上がり、土が早く乾燥します。
    また、土に直接日光が当たることで殺菌効果もあり、トビムシが住みにくい環境になります。室内で日当たりを改善するのが難しい場合は、屋外の明るい日陰に置くか、植物用LEDライトを使用すると良いでしょう。
    明るい窓際に移動する際は、レースカーテン越しの光が適しています。屋外に置く場合は、明るい日陰で管理しましょう。
対策③:殺虫剤を撒く
ピレスロイド系の殺虫剤は、トビムシの駆除に非常に効果的です。特にエアゾールタイプは広範囲に対応でき、トビムシを簡単に駆除できます。ただし、使用時には周囲の状況に注意し、有用な昆虫に影響を与えないようにしましょう。
    また、自然由来の成分で作られた「evo(エボ)」の除虫菊抽出液スプレーもおすすめです。嫌な匂いがなく、室内でも安心して使用でき、トビムシ対策に効果的です。さらに、ベニカXファインスプレーやパイベニカVスプレーなどの園芸用殺虫剤も効果があります。
    観葉植物の土にまんべんなく噴霧してください。ただし、土中の卵には効果がないため、日当たりや風通しの改善も併せて行うと良いでしょう。
対策④:観葉植物の植え替えを行う
トビムシが観葉植物の土に発生した場合、植え替えが効果的です。
    まず、観葉植物の根を傷めないように古い土を落とし、根に付いた土も水で洗い流します。トビムシが付いている可能性が高いため、鉢も新しいものを用意します。
    植え替え後は、根が新しい土に馴染んでいないので、発根剤を水に薄めて与えることが重要です。古い土はトビムシが発生しやすいため、新しい土を使うことで発生を予防できます。
    新しい土に植え替える際には、土に混ぜるタイプの薬剤を使うのがおすすめです。トビムシの卵がふ化しても、すぐに駆除できます。
対策⑤:駆除業者に依頼する
「トビムシの侵入経路がわからない」「しっかりと駆除したい」場合は、専門的な知識と技術を持つ業者に依頼するのが最適です。
    専門の業者に依頼することで、トビムシの確実な駆除が期待できます。業者を選ぶ際には、駆除実績や使用する薬剤の安全性など、専門性の高さを確認しましょう。
    信頼できる業者に依頼することで、効果的かつ安全にトビムシを駆除することができます。
 
トビムシの発生を予防するにはどうしたらいい?
トビムシを駆除しても、再び発生することがあります。そのため、発生を未然に防ぐ対策が重要です。下記では、トビムシの発生を防ぐための具体的な方法を解説します。
 
     予防策①:水をあげる頻度に注意する
            トビムシの発生を防ぐためには、水やりが重要です。水のやりすぎや受け皿に水を溜めることは、トビムシの発生原因になります。
            トビムシは湿度が高い環境を好むため、水やりの頻度が高いと発生しやすくなります。まず、土の乾きを確認してから水やりを行いましょう。土が乾いたら水やりをすることで過剰な湿度を避けられます。
            少量ずつこまめに水やりをすることで、トビムシの発生を防ぐことができます。受け皿に溜まった水はこまめに捨てることも大切です。また、水やりの際には、屋外に出して鉢底から水が流れなくなったら元に戻す方法も有効です。観葉植物の種類に合わせた適切な水やり頻度で育てましょう。
        
予防策②:観葉植物を有機質の少ない土に植え直す
            トビムシの発生を防ぐためには、有機質の少ない土を使用することが効果的です。このタイプの土は微生物が少なく、トビムシが生存しにくい環境を作ります。また、水はけが良いため、植物の成長にも適しています。
            有機質の少ない土を選ぶ際には、成分、安全性、供給力を考慮しましょう。また、認定マークの確認も忘れずに行ってください。
            使用時には、適切な水やりと有機肥料の利用でトビムシの発生を防ぐことができます。観葉植物用の土は有機質の量がさまざまですが、できるだけ有機質の少ない土を選ぶとトビムシの発生を抑える効果が期待できます。
        
予防策③:定期的に植え替えを行う
            トビムシの発生を防ぐためには、観葉植物を2〜3年おきに植え替えることが重要です。それ以内でも、鉢底から根が出ていたり、土の吸水が悪くなったりした場合は、植え替えのタイミングです。定期的な植え替えで湿度を下げ、トビムシの発生を防ぎましょう。
            長期間植え替えをしていない場合、土の粒が崩れて水はけが悪くなり、バクテリアや菌が繁殖しやすくなります。また、鉢の中で根詰まりすると、根の吸水が悪くなり、土が乾きにくくなります。湿った土はトビムシが好むため、注意が必要です。
            定期的な植え替えでトビムシの発生を予防しましょう。
        
予防策④:駆除業者に依頼する
            トビムシ予防のために駆除業者に依頼することは、多くの利点があります。まず、駆除には専門的な知識と技術が必要であり、業者は適切な薬剤や施工方法を熟知しているため、効果的にトビムシを駆除できます。また、駆除に使用する薬剤は危険なものも含まれることがあり、業者は安全な取り扱いや保護具の使用を徹底しているため、自身や家族の安全を確保することができます。
            さらに、業者はトビムシの発生原因を特定し、適切な予防策を提案することができるため、再発を防ぐことができます。駆除には関連法規の遵守も必要であり、業者はこれを熟知して適切な手順で作業を行います。加えて、業者には作業の保証と責任があるため、万が一の事故や再発に対しても備えができます。
            このように、専門性の活用や安全性の確保、再発防止の観点から、トビムシ予防のために駆除業者に依頼することは適切な対応です。ただし、業者選びの際には、実績や評判、費用などを十分に検討することが重要です。
        
 
業者に依頼する場合
トビムシの駆除が困難な場合や、侵入経路が特定できないときなどは、専門の駆除業者への依頼を検討すると良いでしょう。駆除業者はトビムシに関する深い知識と経験を有しているため、効果的な対策を行って確実に駆除できます。
    
    駆除業者を選ぶ際には、以下のポイントを確認しましょう。
駆除費用の相場
トビムシの駆除費用は、業者や状況によって大きく異なるため、一概に相場を示すことは難しいです。以下、費用に影響を及ぼす要素について説明します。
            
            最初に考慮すべき要素は、トビムシの繁殖状況です。トビムシが大量に繁殖している場合や、広範囲にわたって被害が生じている場合、駆除に要する時間や労力が増すため、費用は高くなります。
            
            次に、駆除業者の営業所から自宅までの距離も考慮に入れるべきです。距離が遠い場合、移動にかかる交通費や時間を考慮して費用が追加されることがあります。
            
            さらに、追加料金についても確認しておきましょう。深夜や早朝などの特定の時間帯に作業を依頼したり、特殊な条件下での駆除が必要だったりする場合、追加料金が発生することがあります。これらの追加料金がホームページで明示されていない場合もありますので、確認が必要です。
            
            以上のように、トビムシ駆除の費用は状況や業者により異なるため、具体的な相場を示すことは困難です。複数の見積もりがあれば、価格やサービス、対応などを総合的に比較し、最適な業者を選ぶことができるため、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
        
業者を選ぶ際のポイント
トビムシの駆除業者を選ぶ際には、以下のポイントを押さえることが重要です。
            
            まずは実績が豊富なことです。実績のある業者は、トビムシの駆除において適切な技術や知識を持っている可能性が高くなります。過去の実績や顧客の評判を確認し、信頼性の高い業者を選ぶようにしましょう。
            
            見積書が詳細に書かれていることも重要です。見積書に、料金や作業内容などを詳細に明記している業者を選びましょう。中には、駆除の基本料金の安さだけをアピールし、追加費用は作業後に伝えるなどの、悪質なケースもあるため、注意しなければなりません。無駄なトラブルを避けるために、駆除費用のすべてが詳細に記載されていて、支払金額が明確な業者を選ぶことをおすすめします。不明な点や疑問点があれば遠慮せずに質問することも大事です。
            
            また、保証制度があるかどうかも重視しましょう。信頼できる業者は、駆除後に再びトビムシが発生した場合や、駆除効果が実感できなかった場合に対応してくれます。
            
            慎重に比較し、信頼できる業者と契約することで、確実なトビムシの駆除ができるでしょう。
        
まとめ
トビムシの駆除には、その生態や侵入経路を理解し、適切な予防方法と駆除方法を実施することが重要です。
    
    まずは日常生活の中でトビムシを意識し、湿度の管理や侵入経路のブロックに努めましょう。それでもなおトビムシの発生が見られた場合は、適切に殺虫剤を使用して駆除します。駆除業者に依頼する場合には、業者の実績や見積もりの詳細、保証の有無などを確認し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
    
    トビムシ駆除に関する正確な情報を理解し、適切な対策を行って、快適な生活環境を保ちましょう。
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