【サッシ修理】サッシの修理は自分でできる?修理方法や業者に依頼した場合の費用を解説!
    窓の動きが悪い、雨水が床に落ちるなどが発生した場合、窓のサッシに原因がある場合が多いです。
       急いで業者に連絡したいところですが、サッシの修理は自分でできるのでしょうか?
      業者に依頼せず、自分で修理できれば値段が安くすみます。
       この記事では、サッシを修理できる場合、できない場合の判断や、修理方法などについて詳しく解説していますので参考にしてください。
    
目次
└費用相場
└見積書の内容
└火災保険が適用される場合も
・サッシの補修を後回しにすると危険
・サッシ修理のDIYは難しい!
└部品がない可能性も
└細かい部品が多い
└正確な修理には図面が必要
・自分でできるかも?依頼するかの判別方法
・サッシ修理をDIYする方法
└スムーズに開閉できない
└レールと窓の間にすき間がある
└カギがかけにくい
└ 手前に引いて開くタイプの窓なら
・業者の選び方
└サッシ修理ができない業者も
└見積金額を確認
└サッシ修理の相場
・定期的に掃除をしよう!
└掃除の頻度
└掃除の方法
・まとめ
サッシ修理にかかる費用相場
サッシの修理を考える際、費用相場を知っておくと便利です。
    費用相場が分かれば、見積の金額がお得なのかどうか判断できます。
    
    また、見積書の内容についても知っておく必要があります。
    ホームページに記載された料金表は、基本的な料金です。
    そこに、出張費や部品代が付加されることが多いため、ホームページ上の金額だけで比較してもあまり意味がありません。
    価格比較は、現場確認後見積もりの合計金額で行うことを覚えておいてください。
    
    さらに、サッシの修理に火災保険が適用される場合があります。
    修理費用が返還されることもあるため、火災保険の契約内容も併せて確認しておきましょう。
費用相場
修理費用は、症状とサッシの種類によって決定されますが、簡単な修理であれば30,000円以内におさまることがほとんどです。
            
            しかし、ズレの修正や簡単な部品交換であれば安く済みますが、壁に影響するような大掛かりな工事であった場合では壁の復旧作業も合わせて多額の費用がかかります。
            また、サッシの種類はアルミ、アルミ樹脂、木製に大きく分けられ、安いもので約13,000円、高いもので60,000円と、材料ごとの価格差も大きくなります。
            よって、交換対応の際は合計費用に大きな差が生まれます。
            修理内容とサッシの種類で大まかな修理費が決まるため、サッシの種類によっては高額修理費用が避けられないケースもあります。
        
見積書の内容
見積書が提出されたら、内容をよく確認しましょう。
            見積書に書かれた修理費用は、業者のホームページに記載された金額より高い場合がほとんどです。
            ホームページに記載された金額は基本工賃であることが多く、修理費用の全額ではありません。
            後から部品代、部品廃棄代、出張費が加算されるため、合計金額は必ず上がると認識しておいた方がいいでしょう。
            
            また、修理費用は後からトラブルになることが多いため、見積書の金額で費用全額か追加費用の可能性はないか、よく確認しておく必要があります。
            不安な場合は、依頼時の電話で確認しておくと安心です。
            運悪く悪徳業者に依頼してしまうと、事前確認なしの追加費用を請求されるケースがあるので、見積書の内容で全額か必ず確認しましょう。
        
火災保険が適用される場合も
サッシの修理には、火災保険が適用されることもあるため、知っておくととてもお得です。
            火災保険の補償範囲に建物が含まれている場合、風災や飛来物に伴う修理の場合は補償対象になることが多いです。
            また、子どもが誤って壊したなどの不測かつ突発的な事故や、第三者にサッシを傷つけられた場合にも補償が受けられます。
            
            しかし、補償される金額は、必ずしも修理費用の全額でないため確認は必要です。
            免責金額と呼ばれる自己負担額は補償の対象にならないため、免責金額を除いた金額が補償されます。
            たとえば、免責金額が10,000円で、修理金額が30,000円であった場合、火災保険からは20,000円が補償されます。
            
            加入している火災保険の免責金額により補償内容は変わりますが、活用しなければ修理代金を全額自己負担になります。
            火災保険を使うとサッシ修理費用がお得になることは、ぜひ知っておきたい知識です。
            この保険の詳細や使い方については、こちらでわかりやすく説明しています。保険の内容を理解することで、修理費用を節約する機会を得ることができます。
        
        【ガラス修理:保険適用】火災保険は窓ガラスが割れた時に適用できるのか?申請の方法は
    
サッシの補修を後回しにすると危険
サッシの補修を後回しにすると、様々なリスクが伴います。使用する度にサッシは損傷し、症状が悪化する恐れがあります。その結果、簡単な修理が不可能となり、最終的には部品の廃盤等で全交換が必要になることも。 これは高額な費用につながります。さらに、サッシの不具合が進行すると、落下の危険や防犯機能の低下が生じることも。 これらの問題は住居者や訪問者に大きな危険をもたらす可能性があるため、迅速な対処が求められます。サッシのトラブルは、早期に適切な対策を講じることで、コストを抑えながら安全を確保できます。
サッシ修理のDIYは難しい!
複数業者を比較して一番安い業者に依頼する前に、自分で修理できれば一番安くすむでしょう。
しかし、サッシはさまざまな理由から、自分で修理することが難しい建材です。
修理部品の種類が多いため、ホームセンターで対応する部品の選定も難しいでしょう。
サッシの状況によっては、プロである業者に任せたほうがいい場合も多くあります。
詳しく確認していきましょう。
部品がない可能性も
サッシの修理は、プロである業者でも対応可能な部品の調達が難しいため、修理が難しい場合があります。
        サッシの製造サイクルはかなり短く、4年ほどで新しいサッシに入れ替わってしまうためです。
        さらに、サッシの上下に位置し、窓の開閉をスムーズにさせる戸車は種類が多く、専門業者でなければ判別が難しい部品です。
        部品が廃盤になることも多く、業者であっても修理が困難なケースが多く存在します。
        
細かい部品が多い
サッシの部品は細かい部品がほとんどです。
        細かいパーツが組み合わさっている戸車は、修理が難しい代表的な部品です。
        よって、細かい部品が破損した場合、一般人が細かい部品を把握して調達することはかなり困難なため、専門業者に任せることが無難といえるでしょう。
        
正確な修理には図面が必要
細かい部品が多いサッシを修理するために、図面が必要なケースがあります。
            一般人が図面を手に入れることは困難であるため、大掛かりな修理はほぼ不可能です。
            交換しか方法がない場合は、業者に任せることになります。
        
自分でできるかも?依頼するかの判別方法
    サッシの修理は、症状によって自分で行える場合もあります。例えば、窓の開閉がガタつく、異音がする、すき間ができるなどの軽微な問題は、戸車の調整やゴムパッキンの交換など簡単な修理で解決することが多いです。 これらは自分で対応可能で、業者に依頼せずに済むケースもあります。しかし、窓枠の歪み、ガラスの割れ、サッシの凹みなどの重大な問題は専門業者に依頼すべきです。 自分で直そうとすると、かえって状況を悪化させることがあります。これらの修理には経験と専門的な道具が必要なので、プロに頼むのが一番です。 余計な出費を避けるためにも、問題をしっかり判断して、適切な方法を選ぶことが大切です。
サッシ修理をDIYする方法
サッシのトラブルは思ったより簡単に解決できることが多いです。開閉のスムーズさ、窓のすき間、鍵の掛けにくさなど、よくある問題をDIYで修理する方法をご紹介します。 この記事では、戸車の調整から蝶番、ドアクローザのチェックまで、効果的な手順を詳しく解説しています。自分でできるサッシ修理のコツを学び、快適な窓の環境を取り戻しましょう。
スムーズに開閉できない
引違いタイプのサッシ戸車を調整する際、以下の手順で行います。
        1.戸全体を遠目で確認し、開口部に狂いがあれば戸車の高さを調整します。
        2.サッシ戸の側面下にあるプッシュボタンがあれば取り外し、奥の調整ネジで高さを調整し、右回りでサッシを上げ、左回りで下げます。
        3.プッシュボタンを再取り付け。無い場合はこの手順は不要です。
        4.サッシを上げる際は、側面上部の「はずれ止め」を緩めてから調整し、調整後は締めて固定します。
        5.ガタつきや異音、窓とレールの間に隙間がある場合、サッシ下部の戸車の高さ調節が必要です。側面下部の調節ネジを緩めたり締めたりして高さを調整します。戸車を適切な高さに調整し、過度な調整は避けてください。
        これらの手順に注意してサッシを調整することで、開け閉めがスムーズになり、使い心地が良くなります。
        
    レールと窓の間にすき間がある
サッシと窓の間に隙間が生じた場合、まず窓の下部にある調節ネジを使い、戸車の高さを調整してみましょう。 もし、すき間が解消されない時は、「下部摺動片」や「気密ピース」と呼ばれる部品の調整が有効です。この部品の高さを調整するには、下部摺動片の上についているネジを緩めてから、適切な高さに調整し、再びネジを締めます。 ただし、下部摺動片のネジを調整する際は、ネジを完全に外してしまわないように注意が必要です。
    カギがかけにくい
サッシのクレセント錠、つまり半円形の締め金具の調整方法を解説します。この錠は、使い続けるうちにネジが緩み、位置がズレてしまうことがあります。その結果、窓の鍵がかけにくくなることがあります。
        まず、窓がきちんと閉まっているか確認しましょう。次に、クレセント錠の位置を調整します。これは、鍵の上部と下部のカバーを外し、ネジを緩めて適切な位置に動かした後、ネジ(下の画像の赤丸)を締めることで行います。
        ネジを完全に外さないように注意しましょう。内部の部品が外れてしまう恐れがあります。
        また、クレセント受けの位置も調整が必要です。これは、受けを止めているネジを緩め、位置を調整した後に再び締めることで行います。
        これらの調整が難しい場合は、専門業者に依頼することをお勧めします。自分で行う場合は、細心の注意を払いながら作業してください。
        
    手前に引いて開くタイプの窓なら
蝶番は、手前に引いて開くタイプの扉や窓に使用される重要な部品です。これが劣化したり、ネジが緩んだりすると、扉や窓の立て付けが悪くなることがあります。
          蝶番の動きが悪い場合、オイルを少し吹きかけるとスムーズな動きが戻ることがあります。また、ネジの緩みが原因で扉や窓が傾くこともあるため、ネジをしっかり締めることで問題を解決できます。
          蝶番の調整は、窓のサッシの修理に関連する技術と知識が求められます。調整には慎重さが必要で、間違った方法で行うと窓のサッシのバランスが崩れる恐れがあります。
        
業者の選び方
個人で調整できない不具合や、調整を行っても好転しない場合は、業者に依頼しましょう。
    問題は、業者の選び方です。
    
    業者を選ぶ際、安さだけで選ぶべきではありません。
    ホームページ上で安い費用をアピールしている業者は魅力的ですが、技術がなかったり、追加料金が発生したりするため注意が必要です。
    業者の力量や修理相場を事前に把握しておき、出てきた見積書を精査する必要があります。
サッシ修理ができない業者も
業者の技術力が乏しく、しっかり直せないこともあります。
            調整依頼に対しての、保証の有無や追加料金に関しては支払トラブルにも発展しかねません。
            
            また、サッシの修理は部品調達が難しく修理できないこともあり、交換対応しかできなかった場合はかなりの費用がかかります。
            現地調査の際に、修理対応可能か交換が必要なのかを明確にしておくことが重要です。
        
見積金額を確認
見積金額をしっかりと確認しましょう。
            ホームページ上の料金は基本工賃のみであることが多く、見積には部品代や出張費が上乗せされます。
            相場と大きな差がある場合や、不明な項目があればすぐに質問しましょう。
            また、悪徳業者は、見積書に記載のない料金をあとから請求することがあるため、注意が必要です。
        
サッシ修理の相場
ここで、サッシ修理の相場について確認しておきましょう。
            サッシの状態や、出張費の金額にも左右されますが、簡単なものだと30,000円以内、難しい修理の場合は30,000円以上かかることが多いようです。
            また、サッシの交換を伴う場合、部品代が加算されるため、50,000円以上と考えておきましょう。
            
            修理費用は難易度や出張費用、部品代を考慮して決まるため、紹介するのはあくまで目安です。
            詳しくは見積書に書かれていますので、よく確認しましょう。
        
定期的に掃除をしよう!
サッシの不具合は、日常の清掃により回避できる可能性があります。
    定期的に清掃することで、サッシの動きはよくなります。
    また、サッシに接する機会が増えることで、状態を確認できる機会が増えて小さな異常にすばやく対処できます。
    
    日常の清掃は、サッシの不具合を未然に防ぐ効果もあるため、定期的に行うことをおすすめします。
掃除の頻度
サッシの清掃に適した清掃頻度は特に決まっていません。
            清掃の頻度は、住環境によって変えるとよいでしょう。
            
            海の近くに住居がある場合は、潮風によって金属部品が痛みやすいため、2か月に1回を目安に清掃してサッシの動きや細かな違和感をチェックするのが理想的です。
            
            また、森や田畑、工場などの、砂や煙などで空気が汚れやすい地域でも、年に数回サッシを確認することで、業者に依頼しなければならない事態を減らせます。
        
掃除の方法
サッシには砂や水分、ホコリが溜まりやすく、そのままにしておくとスムーズな動きが阻害されます。
            清掃は、水洗いや水拭きで汚れを取り除き、乾拭きするだけの簡単なことでも効果があります。
            水洗いで落ちない場合は、使い古した歯ブラシなどでこすり取るときれいに落とせます。
            さらに、サッシを外して掃除することで、より徹底的に清掃することが可能です。サッシを外す方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
            サッシを外すことで、通常は手が届きにくい部分の汚れもきれいにすることができます。この方法により、サッシの寿命を延ばし、機能を維持することができます。
            清掃せずに放置していると、太陽光や風雨によって白い粉となるチョーキングが発生することがあります。
            また、砂やガスにより腐食が起こることもあります。
            チョーキングや腐食が進行すると、修理で対応できず交換が必要となるでしょう。
            交換は費用が高くつくため、できれば清掃を定期的にすることで防ぎたい現象です。
            
            掃除をせず長期間そのままにしておくと、サッシの劣化が防げず交換対応しかできなくなるので、定期的に清掃しましょう。
        
        【ガラス外し方】ガラスは自分で取り外せる!?サッシやガラスの取り外し方・取り付け方を解説!
    
まとめ
サッシの自己修理方法や業者の選び方に加え、清掃方法などについて詳しく解説してきました。
    サッシの部品はアップデートが早く種類も多いため、自分で部品調達する難易度はとても高くなります。
    しかし、軽い調整で動きや立て付けが良くなることがあるため、業者に依頼した際にかかる修理費用を抑える意味でも自分で試してみる価値はあります。
    一方で、歪みや凹みがある場合は修理が困難なため、無理をせず業者に依頼しましょう。
    業者に依頼する場合は、ホームページなどで技術力をはかるとともに、見積書をよく確認することが重要です。
    サッシは、快適な生活のために大切な役割を担っています。
    サッシを定期的に清掃すれば、快適な住環境維持にも役立ちます。
    サッシ修理の参考になれば幸いです。
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