更新日:2023年12月12日 執筆日:2023年12月12日
窓・サッシの鍵(クレセント錠)は自分で交換できる?
交換する方法


クレセント錠の基本から、自分で交換するための手順、必要なツールの紹介までをわかりやすく解説。
さらに、防犯性を高めるための選び方や補助措置、鍵屋への依頼のメリットや費用も詳しくご紹介します。
自宅の安全を守るための第一歩を一緒に踏み出しましょう。
目次 [
]窓・サッシの鍵は自分で修理や交換ができる?
DIYでの窓やサッシの鍵交換は可能ですが、サッシの種類によって難易度が異なることがあります。
基本的な作業にはプラスドライバーとホームセンターや金物屋で手に入る部品が必要です。
作業に自信がない方や特別な対応が必要なサッシの場合は、当社への無料相談をお勧めします。
クレセント錠とは?

クレセント錠は、窓枠のアルミサッシに多用される半円形の鍵です。
この鍵は密閉性を高める設計ですが、防犯面では強くありません。
実際、空き巣がガラスを割り、この鍵を開けるケースがあります。
防犯を強化するには、鍵のロックや補助錠の追加が有効です。
最近は、防犯対策を施したクレセント錠の需要が増えています。
自分で交換するのに必要なこと
クレセント錠の交換は、適切な製品を選ぶことが肝心。 ビスピッチ、鍵の高さ、鍵の奥行の測定方法を学び、最良の製品を選びましょう。
鍵の高さの計測

鍵の高さの正確な測定は、サッシに取り付けられた部分からフックの奥までの距離を意味します。
クレセント錠を適切な位置に設置するため、この距離を正確に計測することが必要です。
鍵の奥行の計測

鍵の奥行きの正確な測定は、錠の固定軸の中心からフックの端までの距離を意味します。
ビスピッチの計測

ビスピッチの正確な計測は、ネジ間の距離を指します。
クレセント錠の固定ネジの間隔を測る際、ネジの中心から中心までの長さを計ります。
サイズのあったクレセント錠を購入
クレセント錠を選ぶ際、窓やサッシにぴったり合うサイズを選ぶことが大切です。
サイズやビスピッチを測定後、Amazonや楽天のようなオンラインショップで簡単にお求めいただけます。
商品ページでこれらの情報をチェックし、ご自宅のサッシに合わせて選んでください。
取り替え時は、サッシの種類や既存のクレセント受けとの相性も重要です。
商品説明には、交換用部品が必要かどうかの情報も載っていますので、安心してオンラインでの購入ができます。
自分で交換するのに必要なこと
正しい手順に従えば、クレセント錠の交換は簡単に行えます。
ビスの取り外しから新しいクレセント錠の設置まで、わかりやすく順を追ってご説明します。
さらに、サッシの種類に応じた重要なポイントも紹介し、安全で効果的な方法をお伝えします。
手順1:上部のビスを外す

クレセント錠を交換する際、先に上部のビスを取り外し、錠を少し動かしてから仮固定します。
これは、サッシの内部にある裏板を保持するためです。裏板が外れてしまうと、取り付けが不可能になります。
下部のネジは完全に取り外さずに緩める程度に留めてください。
そして、外したネジを元の上部に再び取り付けます。
裏板が落ちてしまうと取り付けに問題が生じ、最悪の場合は窓の取り外しが必要になる可能性があるので、注意深く作業を行ってください。
手順2:下部のビスと古いクレセント錠を外す
上部のビスを仮止めし、下部のビスを外すと、古いクレセント錠が取り外せます。
上のネジで裏板を固定したまま、下のネジを外すことで取り外し作業は完了します。
手順3:新しいクレセント錠と下部のビスを取り付ける
クレセント錠を新しく取り付ける時、最初に下部のネジで固定することが大切です。
上下の向きを間違えないように注意し、取り外しの逆の順序で取り付けを進めます。
位置を確認した後、下部のビスでクレセント錠をしっかりと固定してください。
手順4:上部のビスを取り付ける
クレセント錠を新しく取り付ける際は、まず仮止めしていた古い錠の上部のビスを取り外し、次に新しいクレセント錠の上部をビスで固定します。
取り付けた後は、クレセント錠が正常に動作するか確認し、問題がなければ上下のビスをしっかり締めてください。
ただし、締めすぎは破損の原因になるので注意が必要です。
窓の鍵のメンテナンス方法
クレセント錠は経年変化によりゆるみや硬さが生じることがあります。
これを防ぐためには、適切なメンテナンスが必要です。
本記事では、取り外しも含めたクレセント錠のメンテナンス手順を具体的に解説します。
メンテナンス方法1:クレセント錠がゆるい場合
ゆるみが生じたクレセント錠の修理は、原因の特定から始めるのが重要です。
錠自体が原因の場合は、上下のビスをプラスドライバーでしっかり締め直すと良いでしょう。
受け部分の問題の際も、ビスを締め直すことが有効です。
メンテナンス方法2:クレセント錠が固い場合
ビスが過度に締め付けられている場合、プラスドライバーを使って適切に緩めるだけで、状況が改善されることもあります。
また、ハンドルや受け部分の汚れやほこりが原因で固くなっている場合があるため、定期的な清掃も重要です。
潤滑油の使用は、動きをスムーズにし、長期的なメンテナンスにも寄与します。
さらに、フックと受けの嚙み合わせの調整や、サッシ下の調整ネジを回して窓の建付けを確認することも、効果的な解決策となります。
メンテナンス方法3:引きバネの交換
ハンドルが重たく感じられる、あるいはフックの緩みが気になる場合、引きバネの交換が必要かもしれません。
この作業を始める前に、窓のサッシを外し、クレセント錠を取り外す必要があります。
しかし、クレセント錠のメーカーや型番によって交換方法が異なるため、取扱説明書の確認や、必要なら専門業者に相談することをお勧めします。
引きバネは通販で手軽に入手でき、価格も約150円程度とリーズナブルです。
ただし、購入する前には、クレセント錠のメーカー、型番、サイズの確認を忘れずに行ってください。
クレセント錠の交換は慎重に!

自宅のセキュリティを保つためのクレセント錠の交換は、DIYでも行えますが、細心の注意が必要です。
オンラインショップなどで購入した新しい錠前を自分で取り付ける際、最も重要なのは正確な測定です。
ビスピッチ、高さ、引き寄せ幅の採寸ミスは、取り付け失敗の原因となります。
特に、セキュリティレベルが高いクレセント錠は、より複雑で、取り付けが難しいことがあります。
裏板タイプの場合、裏板が落下しないように気を付けることが肝心です。
これが起こると、サッシの取り外しが必要になる場合があります。
また、DIYでの不完全な取り付けは、わずかなズレで防犯性が低下するリスクがあります
これらのリスクを考慮し、自信がなければプロの鍵屋への依頼を推奨します。
クレセント錠は危険?
せっかくなら防犯性の高い鍵に変更しよう!
私たちの住まいの安全は、窓のセキュリティに大きく依存しています。
2019年の警視庁のデータに注目すると、侵入窃盗の約63.4%が窓から行われていることがわかります。
窓ガラスは簡単に壊せ、クレセント錠も小さな穴から開けることが可能です。
これは、玄関からの侵入よりも手軽です。
この現実を受け止め、家庭の安全を高めるためには、防犯性の高い鍵への変更が必要です。
引用元:https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_e_2.html
防犯性の高いクレセント錠の紹介
窓からの犯罪者の侵入を防ぐためには、クレセント錠の強化が重要です。
ロック機能付きや自動ロック機能のある製品は、侵入者が錠を操作するのを防ぎます。
ただし、物理的な窓の破壊にはこれらの錠だけでは対応できません。そこで、防犯ガラスの使用や防犯シートの貼付けが重要になります。
鍵付きやダイヤル付きのロック機能は、窓ガラスが部分的に破壊されても侵入を防ぐ効果があります。
さらに、サブロックを追加することで、侵入者による時間の延長と撤退を促せます。
こうした複数の対策を組み合わせることで、効果的に窓からの侵入を防げるのです。
簡単に防犯性を高める方法とは?
私たちの家庭の安全を守る上で、窓の鍵、特にクレセント錠の防犯性能についてはしばしば見過ごされがちです。
補助鍵の追加や防犯フィルムの貼付、柵の設置など、これらの少しの工夫で、日々の安心に大きな差を生むことができるのです。
補助鍵
主鍵が解錠されても、補助鍵により窓が固定され、侵入者の侵入を防ぎます。
窓の形状に応じた固定式やサッシに挟むタイプの補助鍵はクレセント錠の上下に取り付け、開ける際には両鍵の解除が必要です。
設置はサッシの取り外しを伴い、特に高所や重い窓には注意が必要です。
防犯フィルム
防犯フィルムは、窓ガラスへのバットやハンマーによる衝撃にも強く、割れたガラスの破片が飛び散るのを防ぎます。
透明度が高い製品もあるため、窓の美観を保ちつつ安全を確保することが可能です。
ただし、このフィルムの施工には専門知識が必要なので、専門業者に依頼することが望ましいです。
柵の取り付け
窓の安全性を高めるためには、頑丈な柵の設置が一つの手段です。
窓ガラスが割られたとしても、しっかりとした柵が侵入者の進入を阻む効果を発揮します。
プライバシーを守りつつ、外からの視線を遮ることができる格子タイプの柵が特におすすめです。
設置には費用がかかりますが、それに見合うだけの安全性と住宅の外観の向上が期待できます。
鍵業者にサッシの鍵交換を依頼する
窓のサッシの鍵交換は、専門家に依頼するのが最良の方法です。
専門家に任せることで、確実な作業と適正な費用で安心と安全を確保できるのです。
賢い選択をして、家のセキュリティを高めましょう。
窓の鍵交換を鍵屋に依頼するメリットとは?
窓の鍵交換を鍵屋に依頼すると、専門的なスキルと経験を持つプロが迅速かつ正確に作業を行います。
必要な道具や部品など、自分で準備する手間が不要です。
また、サッシのゆがみや錠のサビといった複雑な問題にも対応でき、アフターフォローも万全です。
このような専門家による作業は、防犯性の向上とトラブルのリスクを最小限に抑えるため、安心して任せることができます。
費用相場
鍵屋の料金は、作業内容や業者によって異なりますが、一般的には作業料と部品代を含めて約6,000円からとなっています。
しかし、特殊な部品の必要がある場合や、詳細な調査が必要な場合は、料金が3万円程度になることもあります。
安い料金を提示する業者が必ずしも良いサービスを提供するわけではない一方で、高額な料金が品質を保証するものではありません。
鍵の交換を依頼する際は、複数の業者から見積もりを取り、料金だけでなくサービスの質を検討することが重要です。
防犯を重視するなら交換は鍵屋に任せよう
高防犯性の新しいクレセント錠への交換を検討するなら、専門の鍵屋に任せることをおすすめします。取り付けに関する不安があれば、迷わず専門業者に相談しましょう。
「鍵修理の窓口」は、11万件以上の鍵トラブルに対応した経験を持つプロフェッショナルです。
窓の鍵だけでなく、玄関、車、金庫など、幅広い鍵の開け、交換、修理に対応しています。
自社で直接作業を行うため、コストを抑えて地域最安値でサービスを提供。
出張費や見積もりは無料で、地域密着型のサービスで迅速に対応します。
さらに、修理や交換後の鍵に3ヶ月以内の故障や破損があった場合は無料で対応する保証もあり、98%の高い顧客満足度を誇ります。
鍵のトラブルに遭遇した際は、「鍵修理の窓口」への相談がおすすめです。
窓の鍵に関するよくある質問とその答え
Q1.窓の鍵を新しくしたいと思ったら、どこで購入すればいいの?
Q2.鍵交換で裏板を落としてしまったら、どうしたらいい?
Q3.窓の鍵を変えるだけで、防犯は十分?
Q4.サッシの分解や窓ガラスの防犯対策も頼めるの?
Q5.電話で部材が合うか質問しても大丈夫?
Q6.:裏板の有無を見た目で判断する方法は?
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投稿日:2021年12月12日
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