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【ドアノブ交換】ドアノブの交換方法 【ドアノブ交換】ドアノブの交換方法

ドアノブは、玄関や扉を開閉するために欠かせない重要な部品です。そんなドアノブ、自分でも交換できることを知っていますか?

今回の記事は、ドアノブの種類やその特徴、おもな設置場所、交換方法の概要をわかりやすく解説します。
また、自分でドアノブを交換するときの注意点も見ていきましょう。

ドアノブの交換前に確認すべきポイント

「最近グラつく」「空回りする」「ドアが開きづらい」など、調子の悪くなった玄関や扉のドアノブは、自分で交換することができます。

ただし、新しいドアノブなら「何でもよい」というわけではありません。まずはドアノブを交換する前に確認すべき大切なポイントを見ていきましょう。

ポイント1:メーカーや型番を確認

必ずドアノブのメーカーや型番を確認してください。メーカーや型番が異なれば、種類が同じであってもドアノブ本体や差し込む穴の大きさなどが異なります。

ドアの側面に付いた金属板の刻印を見れば、メーカーや型番が識別できます。
基本的に上段に刻印されている「MIWA」「GOAL」「ALPHA」「SHOWA」などがおもなメーカー名、下段の「LA」「RA」「HM」「PX」などがおもな型番です。

ポイント2:サイズを確認

新しいドアノブを購入する前に、必ず サイズ確認をおこないましょう。
サイズが合わない場合、交換ができない恐れがあるからです。

ドアの厚みとドアノブの中心からドアの側面、ドアの側面に付いた金属板の縦と横の長さ、またそれぞれに取り付けられたビスの位置もしっかりと確認してください。
たとえ同じ型番のドアノブでも、抜かりなくサイズを計るようにしてください。

ドアノブの種類

ドアノブには複数の種類や形状があります。

目的や用途、設置場所に応じて使い分ける必要があるため、事前に名称や特徴などを把握しておけばドアノブを選ぶ際にも困りません。
ここからは、それぞれの特徴、設置場所、交換方法の流れをご紹介します。

円筒錠

持ち手が丸くなった掴みやすい鍵穴の付いたドアノブです。

扉に付いた丸座といわれる座面にビスがないのが特徴で、空錠のドアノブ脇に取り付けられた三角のラッチボルトが扉を仮締めする仕組みになっています。
室内側に付いたプッシュボタンを押すことにより扉の施錠と開錠が可能です。

【おもな設置場所】
個室、浴室やトイレなど、簡易的なロックが必要な扉

【交換作業の流れ】
1)室内側の古いドアノブと丸座、金具を取り外す
2)室外側の古いドアノブを取り外す
3)ドアの側面に付いた古い金属板とラッチを取り外す
4)ドアの側面に新しいラッチと金属板、室外側の新しいドアノブを取り付ける
5)室内側の新しい金具と丸座、最後に新しいドアノブを取り付ける

チューブラ錠

円筒錠とよく似た持ち手が丸いドアノブです。

ラッチボルトのみで扉を閉める簡易的な構造ですが、用途によっては内鍵や個室用の外鍵などが付いているタイプもあります。
円筒錠と異なり、丸座を固定したビスを目視できるところが特徴です。

【おもな設置場所】
室内の通路や個室、勝手口などのロックを必要としない扉

【交換作業の流れ】
1)内外両側の丸座に付いたビスを緩め、古いドアノブを取り外す
2)ドアの側面に付いた古い金属板とラッチを取り外す
3)ドアの側面に新しいラッチと金属板を取り付ける
4)内外両側の新しいドアノブを取り付け、最後にビスを締める

インテグラル錠

こちらも丸い持ち手を握って回すドアノブです。

円筒錠やチューブラ錠との違いは扉をロックできるデッドボルトが付いていること。
同じ鍵付きの円筒錠はドアノブそのものをロックしますが、インテグラル錠の場合鍵による扉の施錠と開錠が行えます。

【おもな設置場所】
玄関や勝手口、倉庫や出入り口など施錠が重視される住宅や施設の扉

【交換作業の流れ】
1)室内側の古いドアノブを取り外し、金具のビスを緩め、屋外側の古いドアノブも取り外す
2)ドアの側面に付いた古い金属板とラッチを取り外す
3)ドアの側面に新しいラッチと金属板、室外側の新しいドアノブを取り付ける
4)室内側に新しい金具とドアノブを取り付ける

レバーハンドル

レバーハンドルは、その名の通り持ち手がレバーになったドアノブです。

握ったレバーを下げれば扉を開ける仕組みになっています。鍵なしタイプ、鍵一体化タイプ、鍵分離タイプと、用途により使い分けることが可能です。

【おもな設置場所】
玄関や勝手口、室内の通路や個室、浴室やトイレなど、多種多様の扉

【交換作業の流れ】
1)古いドアノブのビスを緩め、内外両側のドアノブを取り外す
2)古い台座カバーと台座を取り外す
3)ドアの側面に付いた古い金属板とラッチを取り外す
4)ドアの側面に新しいラッチと金属板を取り付ける
5)新しい台座と台座カバーを取り付ける
6)新しいドアノブを取り付け、最後にビスを締める

プッシュプル錠

ドアノブを押し引きすることで、扉を開閉させるプッシュプル錠。
使い勝手がよく、鍵はドアノブの上下2ヶ所に設置された防犯性の高いワンドアツーロックのタイプが大半です。

【おもな設置場所】
戸建住宅や分譲マンションなどの玄関の扉

【交換作業の流れ】
以下はGOAL製プッシュプル錠(PX)を交換する場合のおおまかな作業工程です。
プッシュプル錠のドアノブは、メーカーごとに交換方法が異なります。また、ラッチを交換する場合も作業の内容が異なるため、注意が必要です。

1)古いハンドルのサムターンについたビスを緩める(上下4ヶ所)
2)内外両側の古いドアノブを取り外す
3)室外側の新しいドアノブを取り付ける
4)室外側のドアノブを抑えた状態で、室内側にも新しいドアノブを取り付ける
5)最後にサムターンのビスを締める(上下4ヶ所)

自分でドアノブを交換するときの注意点

自分でドアノブを交換する場合、新しく取り付けるドアノブのメーカーや型番、サイズの計測を絶対に間違えてはいけません。
これを間違えてしまえば、交換そのものができなくなるでしょう。

また、ドアノブやラッチボルトなどを強引に取り外し、扉本体を破損させてしまう危険性もあるため、交換作業には、丁寧さや確実さが求められます。
さらに、新しい部品の紛失や破損、作業手順のミスからドアノブや扉が使えなくなるケースも少なくありません。

これらの観点からも、ドアノブ交換には、細心の注意をはらうようにしましょう。

自分でドアノブ交換するときに必要な道具は?

ドアノブ交換に必要な道具をご紹介します。種類が異なっても、基本的な交換作業は同じですし、特別な工具は必要ありません。一般的な道具があれば、誰でも交換作業ができます。

プラスドライバー、マイナスドライバー

ねじ山を傷つけないために、正しいサイズのプラスドライバーとマイナスドライバーを準備することが重要です。

釘や千枚通し、キリ

ドアノブ交換には釘、千枚通し、キリなど基本的な工具が役立ちます。特に円筒錠タイプの場合、細く硬い道具が不可欠です。

パテ、割りばし、木工用ボンド

ドアノブ交換時にはパテ、割りばし、木工用ボンドを上手に使いましょう。パテでドアノブの古い跡を埋めてから平らにし、割りばしで取付穴の広がりを調整し、最後に木工用ボンドでしっかりと固定することで、新しいノブの取り付けが容易になります。

自分でドアノブを交換するときの手順

ドアノブ交換は自宅で簡単にできるDIYの一つです。下記では、自分でドアノブを交換するための基本的な手順をわかりやすく解説します。

基本的な順番

ドアノブの取り外しは、以下のステップに従って行います。

1.内側のノブを取り外す。
2.次に、外側のノブを取り外す。
3.最後に、ラッチボルト(ラッチがついたT字型の部品)を取り外す。

メーカーやノブの種類によって細かな違いはありますが、これが基本的な流れです。
時間がたってビスが硬くなったら、潤滑スプレーで緩めてください。ビスの頭がつぶれてしまった場合は、滑り止め液が役立ちます。これらの対策で、ドアノブの交換作業がスムーズに進みます。

種類別のドアノブの外し方

ドアノブの取り外し方は、使用されている錠前のタイプに応じて変わります。ここでは、チューブラ錠、円筒錠の具体的な手順を簡潔に解説していきます。

チューブラ錠

チューブラ錠のドアノブを取り外す手順はシンプルです。 まず、表面に見える全てのビスをドライバーで外します。ビスを取り除いたら、握り玉部分を内外から引き抜きます。次に、フロントプレートのビスを外し、ラッチボルトを取り出します。 チューブラ錠は構造が単純なため、特別複雑な手順は不要です。

円筒錠

円筒錠のドアノブを取り外す際は、まず、ドアノブのネジの位置と形状を確認し、外側のドアノブを引き抜きます。この時、握り玉の根元にある小さな穴に千枚通しなどの細いものを差し込み、押し込むと、引っかかりが外れてノブが取れます。 その後、丸座が残りますので、切り欠け部分にマイナスドライバーを差し込んで浮かせて取り除きます。台座のビスを外せば、ドアノブ全体を取り外すことができます。 最終的に、フロントプレートのビスを外し、ラッチボルトを抜き取ります。

種類別のドアノブの取り付け方

ドアノブを取り付ける際には、取り外し時の手順を逆に行います。チューブラ錠、円筒錠、インテグラル錠といった異なる種類のドアノブごとに、適切な取り付け方法を詳しく説明します。

チューブラ錠

チューブラ錠のドアノブ取り付けは、簡単なステップで行えます。
まずは、ラッチの向きを確認してドアにラッチボルトを挿入し、フロントプレートを置いてビスでしっかり固定します。
その後、外側用と内側用のドアノブを間違えないようにして、それぞれドアに挿入しビスで固定します。取り付けが終わったら、ドアノブを回してラッチがうまく動くか確認し、ガタつきがあればビスの調整をします。

円筒錠

円筒錠のドアノブ取り付けも、まず、ラッチボルトを挿入し、その向きに注意しながら固定します。外側からドアノブを設置し、ラッチボルトと接続する部分を適切にはめ込んで固定します。確実に結合したら、ドアノブを回してラッチがスムーズに作動するかを確認します。内側では、丸座裏金を設置し、ビスで固定後、丸座を取り付けます。この際、丸座と裏金が正しく噛み合うようにします。最終的にノブを取り付けて、全体が正しく機能するかを再確認すれば、取り付けは完了です。

インテグラル錠

インテグラル錠のドアノブ取り付けも、まず、ラッチボルトをドアに設置し、ラッチの向きを確認しながらビスで固定します。外側のノブをドアに差し込み、内側から丸座裏金を設置してビスで固定後、内側のノブを取り付けます。このとき、外側のノブの角芯と内側のノブの四角い穴がきちんと合うようにします。すべての部品が適切に取り付けられたら、丸座を締めて作業を完了します。

自分でドアノブ交換する際に多くの人がやってしまうミス

ドアノブ交換は簡単に見えても、実はよくあるミスがあります。サイズ選びの間違い、取り付け方の誤り、そして応急処置の仕方まで、注意すべき点を解説します。

新しく購入したドアノブのサイズが合わない

ドアノブ交換時にしばしば見落とされがちなのが、新しいドアノブのサイズが合わないことです。この問題を回避するためには、交換前に既存のドアノブと新しいドアノブのサイズ、取り付け方法を念入りに確認する必要があります。

正しいサイズを選ぶためには、取り付け穴のサイズや形状、ドアの厚みを事前に測定し、必要であれば専門家のアドバイスを求めることが推奨されます。また、同じメーカーの製品であっても型番によってサイズが異なることがあるため、購入する際は特に注意が必要です。

ドアの開閉方向も購入前に確認し、適切なドアノブを選択することで、交換作業をスムーズに進めることができます。

ドアノブの取り付け方を間違える

ドアノブを自分で交換する際、間違った取り付け方をしてしまうと、ドアノブがうまく機能しなかったり、取り付け穴を傷つける原因になります。正しい取り付け方法を確認し、適切な手順で行うことが不可欠です。

ドアノブの取り付け方における一般的なミスは、ラッチの向きを間違えることです。ラッチはドアノブと連動して動き、ドアを開閉するための重要な部品です。ラッチが正しい向きでなければ、ドアが適切に閉まらない事態が発生します。

ラッチを取り付ける際には、ドアが閉まる向きにラッチの傾斜がある面が向くようにします。例えば、外に開くドアの場合、ラッチの傾斜面は内側に向けて設置します。このように、ラッチの向きを確認してから取り付けることで、スムーズにドアノブを交換することが可能です。

ドアノブの交換は専門業者に依頼するべき!

ドアノブは、住宅を構築する部品の中でも重要なパーツです。
防犯性や安全性を考えた場合、自分でおこなう交換作業では、どうしても不安を感じることでしょう。

そんなときは、ぜひともプロの専門業者に依頼してください。
豊富な知識と経験、高い技術力を備えた専門業者に任せることにより、適切な部品選びや確実な作業、その美しい仕上がり具合に心から安心感を得られるはずです。

気になる費用に関しても、信頼できる良心的な専門業者を間違いなく選べば、法外な料金を請求されるような心配もありません。

ドアノブ交換に関するよくある質問

ドアノブ交換についてのよくある質問に答えます。錆びついたドアノブの対処法から、ネジ山の問題、鍵付きドアノブへの交換方法まで、具体的な解決策を提供します。

お風呂のドアノブが錆びついて外せない!どうしたらいい?

お風呂のドアノブが錆びて外せない時、錆取りスプレーを使ったり、ノコギリや電動工具で切断する方法があります。錆びた部分に錆取りスプレーをかけて、ネジや台座を緩ませる試みをすることで、外しやすくなる可能性があります。ただし、このような作業は怪我のリスクが伴うため、十分な注意が必要です。

もし自分で対応するのが難しい場合や、錆取り剤を使っても効果がない時は、専門家に相談し、適切な方法で対応してもらうことをお勧めします。

ドアノブのネジ山がつぶれて交換できない!どうしたらいい?

ドアノブのネジ山がつぶれてしまい、ドアノブの交換が難しい状況に直面することがあります。この問題には「ネジすべり止め液」を使用するという対処法があります。ネジ山にネジすべり止め液を数滴付けることで、ドライバーがネジとしっかりと噛み合い、回すことが可能になる場合があります。また、ネジ山を修復する専用のキットや補修剤を使用して直す方法もあります。

鍵なしのドアノブから鍵付きのドアノブに交換したい!どうしたらいい?

鍵なしのドアノブを鍵付きのものに交換したい時は、専門家への依頼も一つの選択肢ですが、自分で簡単にできる方法もあります。具体的には、ラッチを固定して施錠するタイプの鍵付きドアノブへの交換をお勧めします。このタイプなら、多くの場合、追加の穴あけ作業なしで取り付けが可能です。

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事前準備と丁寧な作業が大切なドアノブの交換

自分でも交換ができる扉のドアノブ。交換作業における最も大切なポイントは、メーカーや型番とサイズの事前確認です。
また、ドアノブの種類も数多くあるため、その目的や用途、交換手順などをしっかりと把握してください。

ただし、交換作業で起こりうるリスクを少しでも避けたいと考えるならば、プロの専門業者に任せることをおすすめします。ドアノブを自分で交換する前に、まずは、気軽に相談だけでもしてみましょう。

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