金庫が開かなくなる原因と開け方【ダイヤル式金庫編】

一般的に認知度も高いダイヤル式金庫。

丸いダイヤルを回し、番号を合わせて開錠するタイプの金庫です。
このダイヤル式、どのような問題が生じると金庫が開かなくなるのでしょうか？

ここでは、ダイヤル式金庫が開かなくなる原因と開け方を解説します。

ダイヤル式金庫が開かなくなる原因

ダイヤル式金庫が開かなくなる最も多い原因は、番号がわからなくなることです。

「番号を忘れた」「番号を記載した手帳をなくした」「もともと番号を知らない」などが挙げられます。
他には経年劣化によるダイヤルの故障や金庫に物を入れすぎていることなども原因になるようです。

ダイヤル式金庫の開け方

ダイヤルの番号がわからない場合、まずはその番号を把握している人に確認をとることです。
心当たりがないときは、鍵の専門業者に開錠を依頼してください。

ダイヤルの故障が原因ならば金庫を買い替えるべきです。金庫の耐用年数は製造から20年が目安であることを覚えておきましょう。

また金庫の中に物を詰め込みすぎないように注意することもポイントになります。

金庫が開かなくなる原因と開け方【テンキー式金庫編】

数字やアルファベットで設定された暗証番号ボタンを入力して開錠するテンキー式金庫。ダイヤル式同様、番号がわからないため金庫が開錠できないことがあります。
それ以外にもテンキー式金庫ならではの要因があるようです。

テンキー式金庫が開かなくなる原因

テンキー式金庫が開錠できない原因の大半が電池切れといわれています。

たとえば「テンキーを押しても無反応」「異常音がする」「画面やランプが消えている」などの場合、電池の寿命を疑うべきでしょう。
電池切れにより暗証番号が初期化されるタイプもあるため注意が必要です。

また暗証番号の入力ミスが続けば金庫が開かなくなるロック機能の付いたものもあります。

テンキー式金庫の開け方

テンキーや画面、ランプなどに反応や点灯がない場合は電池を交換してください。

電池切れによって起こる暗証番号の初期化は、電池交換後に再設定をおこなうことで解決します。
暗証番号の入力ミスによって金庫がロックされたときは、ロック解除されるまでしばらく待ちましょう。既定の時間が経過すれば再度入力できるようになります。

金庫が開かなくなる原因と開け方【指紋認証式金庫編】

指紋認証式金庫はその名の通り、登録した指紋をセンサーで読み取ることで開錠する金庫です。

鍵の紛失や番号忘れの心配がなく利便性や防犯性に優れた指紋認証式。
しかし精密機器であるがゆえの問題が生じることもあります。

指紋認証式金庫が開かなくなる原因

指紋認証式金庫は登録した指紋が読み取れなければ開錠できません。

たとえば「指先が汚れている」「ケガなどによる指紋の変化」「指先の乾燥や水分・油分過多」などの状態が原因となり、指紋認証がエラーになるようです。また認証パネルが汚れていても指紋を読み取れないことがあります。

指紋認証式金庫の開け方

指紋認証式金庫が開かない場合、まずは指先をきれいにしてみましょう。

認証をおこなう前に必ず汚れや油分、水分などをaふき取ってください。指先を乗せる位置を確認することも忘れてはいけません。
また、指先のケガや認証エラーが続くことを想定し2本以上の指を登録することをおすすめします。
もちろん認証パネルもきれいに拭いてください。

金庫が開かなくなる原因と開け方【マグネット式金庫編】

磁力の特性を活かして開錠するタイプのマグネット式金庫。錠前にマグネットキーをあてるだけで金庫を開けられる簡単な操作性が魅力なのですが、この金庫特有の問題もあるようです。

マグネット式金庫が開かなくなる原因

マグネット式金庫が開かなくなる最大の原因はマグネットキーの磁力が低下することです。

半永久的に続くとされる磁力なのですが、経年劣化により開錠できなくなることも珍しくありません。
また夏場の高温多湿や冬場の暖房など、使用環境によって磁力が弱まることも考えられます。

マグネット式金庫の開け方

開かなくなったマグネット式金庫は、マグネットキーの磁力を回復させることにより開錠できるようになります。

ネオジム磁石やサマリウムコバルト磁石など、強力な磁力を持った他の磁石に吸着させればある程度の磁力を取り戻せるでしょう。ただし完全な回復は見込めません。

できるだけ金庫の製造メーカーや鍵の専門業者に開錠を相談・依頼するべきです。

金庫の鍵開け業者を選ぶポイントと費用相場

暗証番号の紛失や故障・経年劣化などが原因で、大切な金庫が開かない。そんなとき頼りになるのが鍵の専門業者です。

しかし、金庫の鍵開けを依頼する場合何を基準に業者を選べばよいのでしょう？

また肝心な費用も気になるところです。ここからは金庫の鍵開け業者を選ぶポイントと費用相場をご紹介します。

金庫の鍵開け業者の選び方

金庫の鍵開けを依頼する専門業者を選ぶ場合、いくつかのポイントがあります。

最初に、専門業者のサイトをチェックし料金が明確に表記されているか否かを確認してください。たとえば、作業代、部品代、出張費、見積り費など、料金の内訳もしっかりと記載している業者を選ぶとよいでしょう。時間外料金やアフターケアの有無も要チェックです。

また、過去の実績や指紋認証式金庫やマグネット式金庫などのタイプも対処可能か調べてください。

次に依頼時の電話内容も専門業者を選ぶときに大きなポイントとなってきます。オペレーターの挨拶をはじめ、金庫の種類や状況などのヒアリング、料金のこまかな説明など、丁寧で親身な対応を心がけているかもチェックするべきです。

金庫の鍵開け業者の費用相場

金庫を開錠するための費用は依頼する鍵の専門業者ごとに異なります。
また、鍵やダイヤルなど、金庫の種類によっても大きく左右されるでしょう。

一般的な費用相場としては、差し込むだけの鍵を紛失した場合10,000円～15,000円ほどで開錠してくれます。

ダイヤル式の番号忘れは15,000円～30,000円ほどが相場です。同じ番号忘れでもテンキー式になると20,000円～40,000円に上がってしまいます。
金庫の電池交換なら8,000円～10,000円程度で対応してくれるようです。ここで紹介した金額は、あくまでも費用相場のため、参考程度の数字と考えておきましょう。

鍵のトラブルは鍵修理の窓口へ

「鍵修理の窓口」は過去に11万件以上のトラブルに対応してきた鍵のプロ。
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鍵のトラブルにあったときは、まず「鍵修理の窓口」に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

金庫や鍵の種類に応じた事前の対策を！

金庫は、防犯・耐火の観点から頑丈にできています。開かなくなったときは、力づくで開錠することが難しいため、その原因を知ることがポイントです。

もしもの場合を想定し、事前に暗証番号を数ヵ所に分けて控える、定期的な電池交換、認証コードの複数登録など、金庫や鍵の種類に応じた対策を講じておくとよいでしょう。
どうしても開錠が難しいときは、鍵の専門業者に相談してください。

実際に金庫の開錠を依頼する場合、その費用も相場と大きく変わる可能性もあるため、事前にしっかりと料金の確認をおこなうことです。できることなら3社～4社ほど問い合わせ、その中から選ぶことをおすすめします。